繁殖期のカラスにご注意ください

更新日:2021年03月31日

カラスは繁殖期になると、卵やヒナを守ろうとする野生の習性から、巣の近くに人間を寄せつけないよう威嚇してきます。威嚇行動でも人間が遠ざからないと、後方から低空で飛んできて脚で蹴るなどの攻撃することもあります。

被害を無くすためにはカラスの捕獲が考えられますが、カラスは野鳥なので、許可なく捕獲することは、法令で禁じられています。


カラスの生態について

カラスは、春から初夏にかけて繁殖期を迎え、公園の樹木や住宅周辺の街路樹、庭木などに巣を作ります。

例年、この時期には、巣の周りで人が襲われるなどの被害が多くなりますが、これは、親ガラスが子育ての為に、卵やヒナを守る行動です。


営巣対策

巣を作らせないようにすることは、被害を防ぐための、重要な対策です。巣の材料となる針金ハンガーを、物干しなどに放置しないようにしましょう。

樹木の枝が三つ又だと巣が掛けやすくなるため、枝葉が密集する前に二又以下に剪定しましょう。

屋上の給水塔などを定期的に見回りましょう。


自衛策

巣に近づかなければ、襲われることはありません。巣の場所が確認できれば、迂回路を使ってそこを避けて通るようにしましょう。

カラスは後頭部を狙って威嚇します。傘をさす、つばの広い帽子をかぶるなどで後頭部を守りましょう。


市で行う対応事業

市民の安全と安心を守るため、巣やヒナが原因で激しい威嚇や攻撃があるときに限り、その落下ヒナの捕獲及び巣を撤去します。

(夜間及び土・日曜日、祝日は捕獲や撤去作業は行いません。)

・対象

巣やヒナが原因と思われるカラスの威嚇・攻撃により被害を受け、危険な状況であり、その巣やヒナが私有地外にある場合。

 

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