日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞しました
2024年10月11日、日本原水爆被害者団体協議会(以下、被団協)のノーベル平和賞受賞が発表され、12月10日にノルウェー・オスロにて受賞式が開催されました。
被団協は受賞理由について、10月28日に発表した声明にて「80 年前に原子爆弾の非人道的な被害を受け、自分たちと同じ苦しみを地球上のだれにも味わわせてはならないと、今日まで一貫して核兵器の使用禁止、廃絶を求めて、自らの苦しい体験の証言を通して訴え続けてきた活動と被爆者一人ひとりの働きが高く評価されたもの」と述べておられます。
また、同声明では「ノーベル委員会は授与の理由として、今日の、核兵器が使用されかねない国際情勢のもと、核兵器は使われてはならないという規範「核のタブー」が危機に瀕し始めたことを世界に知らしめるべく、日本被団協に授与した」とされています。
今回の受賞により、各国の核兵器廃絶に向けた具体的な行動につながることが期待されています。
更新日:2024年12月11日