3自然資源

更新日:2021年03月31日

(1)伊丹緑地と3大公園

伊丹緑地は、伊丹段丘・東縁の自然林の中に整備された緑地で、中心市街地の猪名野神社から国道171号線(1.2km)までつづく。中間地点に伊丹飛行場が一望できる展望台があり、木漏れ日が美しい。171号線を渡れば、伊丹の3大公園の緑ヶ丘公園、瑞ヶ池公園、昆陽池公園へ「たんたん小道(遊歩道)」でつながっている。2月は緑ヶ丘公園の観梅、(2月最終土・日曜日は観梅と野点の会)、4月には緑ヶ丘公園、瑞ヶ池公園、昆陽池公園の桜見のほか、緑ヶ丘公園の鴻臚館、昆陽池公園での白鳥や昆虫館の蝶と触れ合うのも楽しい。

阪急伊丹駅あるいはJR伊丹駅から徒歩で所要時間2~3時間程度であり、グループ、家族連れでの半日コースとなる。

(2)野鳥の楽園、昆陽池公園(こやいけこうえん)

昆陽池公園は、奈良時代の名僧行基が開拓した昆陽池を埋め立てて公園(28ha)として整備された。昆陽池には多くの白鳥とカモが生息し、テレビでもしばしば放映され阪神間から多くの人が訪れる。春、桜の季節には花見客でも賑わう市民のオアシスである。平成11年7月、池の水質浄化対策として、水鳥にえさをやるための独立した池、給餌池(きゅうじいけ)を設置、野鳥観察橋も新しくした。

市バスJR伊丹・阪急伊丹両駅前4番のりばからサンシティ経由荒牧公園行き、またはJR中山寺行き、松ヶ丘経由西野武庫川センター前行きで松ヶ丘下車、裁判所経由西野武庫川センター前行きで玉田団地前下車すぐ。 

(3)伊丹市昆虫館

昆陽池公園の北東部にある市制施行50周年を記念してオープンした昆虫の博物館。亜熱帯の花が咲き乱れるドーム型温室では、わが国最大級の大きさのオオゴマダラなど約15種1,000匹のチョウが1年中、飛び交っている。このほか、身近な昆虫の世界を再現した拡大ジオラマ、世界の昆虫標本の展示、昆虫生態映像の放映、特別展、各種昆虫講座などを随時、行っている。

(4)緑ヶ丘公園

緑ヶ丘公園は2つの池を配した7.8haの公園で、マツやサクラの古木があり、落ちついた静かなたたずまいをみせている。下池のほとりには日本建築の伝統技術を残すため市内の大工、左官、建具師ら現在の名工の手により建設された入母屋造りの数寄屋風建物「鴻臚館」があり、呈茶のサービスが受けられる。また、友好都市、中国の仏山市から贈られたあずまやの亭(チン)がある。上池に面して50種400本の梅林があり、毎年2月の最終土・日曜日には「観梅と野点の会」が開かれる。4月には桜見で多いに賑わう。

JR伊丹・阪急伊丹両駅から市バス1番のりばから緑ヶ丘2丁目まで10分程度。また、歩いてみたい人には、阪急伊丹駅近くの猪名野神社から伊丹緑地を歩いて30分程度。

(5)瑞ケ池公園(ずがいけこうえん)

市民の貴重な水がめ(貯水池)。広さは19.3haあり、池の周囲は1.6kmのトリムランニングコースになっている。公園の周囲は桜の名所で、南側には四季折々の花が咲く花壇、幼児向けの遊具なども設けられている。昆陽池公園と緑ケ丘公園の間に位置し、伊丹緑地を経て中心市街地に至る水と緑のネットワークの一つに挙げられている。

市バスJR伊丹・阪急伊丹両駅前1番のりばから荻野方面行き瑞ケ池下車すぐ。

(6)荒牧バラ公園

春・秋には、世界のバラ約250種10,000本が1.7haの南欧風のおしゃれな園内一帯に咲き乱れる。伊丹生まれで世界的に名高い「天津乙女」や「マダム・ヴィオレ」などの「ふるさとのバラコーナー」や姉妹都市にちなんだ「ハッセルトコーナー」などもある。また、この公園には、市民の浄財により建設された世界的にも有名な井上武吉氏の作品で公園の地下空間(瞑想空間)から空に聳え立つ3本の柱からなる「平和モニュメント」がある。このバラ公園の整備を契機に、市内では駅前広場や学校にもバラ園ができ、バラの街路樹通りもある。バラ公園南隣には花と緑に関する講習会や展示などを行う市立みどりのプラザがある。

JR伊丹・阪急伊丹両駅市バス2番のりばから荒牧公園行きに乗車15分程度。

(7)伊丹の四季の風情

早春は緑ヶ丘公園の梅林、春は三大公園(緑ヶ丘公園、瑞ヶ池公園、昆陽池公園)の桜並木、初夏は荒牧バラ公園等のバラと市花であるツツジ並木、夏は伊丹緑地の木漏れ日、秋は昆陽池公園周辺の紅葉と荒牧バラ公園のバラ、冬は昆陽池公園の渡り鳥が楽しめる。

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