無煙ロースターは、煙が出ない、衣服に臭いが付きにくい、店内が清潔に保たれる等の理由から、多くの店舗に設置されています。しかし近年、その無煙ロースターから出火する火災が多発しています。
無煙ロースターからの火災の多くは、排気ダクト内に付着した油脂や埃に、火のついた肉片等が吸い込まれ着火するケースが大半を占めています。
ダクト内に炎が広がる状況
開店後5年ほど経過した、焼肉店の事例です。
・日頃から無煙ロースターの清掃を行ってください。
・特に排気ダクトはメーカーに依頼する等、定期的な洗浄と点検を行ってください。
・排気ダクト等は、熱による建築物への着火を防ぐために、建築物等の可燃性の部分との間に
10センチメートル以上の距離を保つか不燃材料で被覆する必要があります。
・無煙ロースターを新たに設置する場合は、消防署に事前に相談してください。