阪南・伊丹 海の森プロジェクトの活動報告

更新日:2024年04月15日

脱炭素社会の実現には、「森・海の自然環境の保全と再生」が必要です。

伊丹市は、豊かな海を持つ大阪府阪南市と脱炭素社会実現に向けた連携協定を結んでおります。連携協定に基づく活動として、CO2吸収を行うアマモの植生保全などの海に関する環境保全・再生に向けた活動を実施してまいります。

豊かな海辺を持つ大阪府阪南市

豊かな海辺を持つ大阪府阪南市

CO2吸収する海草アマモ

CO2を吸収する海草アマモ

令和5年度活動報告

活動日

2023年12月2日(土曜)

活動内容
海草アマモの植生保全活動

阪南市とセブンイレブン記念財団が共同で行っている「阪南セブンの海の森活動」へ、公募した伊丹市民と伊丹市職員を合わせた20名で活動に参加しました。

イベント当日は、様々な市民団体、企業、学生等の合計189名が参加し、「海岸清掃」、「アマモの種まき」を実施しました。

「海岸清掃」では、漂着ゴミ等を拾い集め、回収したゴミの量は約280kgになりました。回収したゴミは、参加者全員のバケツリレーで運び出しました。

「アマモの種まき」では、海草アマモの種子を紙粘土につけて、成長を願いながら海に向かって投げ入れました。

全体集合写真
海岸清掃活動

海岸清掃活動

回収ゴミをバケツリレーで運び出し

回収したゴミをバケツリレーで運び出し

海草アマモの種を紙粘土へ付ける

海草アマモの種子を紙粘土を付ける

アマモの種子が付いた紙粘土を海へ投げ入れる

アマモの種子が付いた紙粘土を海へ投げ入れる

阪南市産直市場「匠のIPPIN」

アマモの植生保全活動及び昼食の終了後、阪南市特産品を扱っている「匠のIPPIN」を訪問しました。

公務の合間を縫って、阪南市の水野市長がお越しになり、阪南市の魅力や阪南市の特産品をご紹介していただくなど、阪南市の魅力や特産品に直に触れることができる貴重な体験となりました。

匠のIPPIN店内で、阪南市長より阪南市特産品の説明

匠のIPPIN店内で、阪南市長(右端)より阪南市の魅力・特産品についてご説明いただく

バス移動によるCO2排出に対し、カーボンオフセット実施

本活動による阪南市へのバス移動により発生するCO2に対し、伊丹市では阪南市アマモのCO2吸収による「Jブルークレジット」を活用することで、発生したCO2を差し引きました。(カーボンオフセット)

これにより、バス移動のCO2排出実質ゼロでのイベント実施となりました。

オフセットのイメージ図

バスの移動距離:139キロメートル(伊丹市役所~阪南市内 往復)

バス移動によるCO2排出量:0.09299 t-CO2

カーボンオフセット量:0.1 t-CO2

カーボンオフセットの詳細情報(PNG:24.4KB)

参加者の声

・アマモの種まきを通してCO2の環境問題に取り組め、いろんな市・団体と協力していることを知ることができた。

・アマモの保全活動(粘土を投げる時が楽しかった)、プラごみ、ビニールごみの多さ、風の強さ、海草が陸の植物より効率よく(25倍)CO2を吸収することを知り、日本各地でされている里海の再生や保全の大切さが理解できた。

・いろんな団体のたくさんの方々と同じ目標のイベントに参加できて、初めてのアマモに触れて感激しました。参加者に若い世代、若い家族、子どもたちが半分以上参加されていたのは、とても頼もしく思えた。とてもいいことだと思う。

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部グリーン戦略室
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所3階)
電話番号072-784-8054 ファクス072-784-8136