令和4年3月

更新日:2022年03月30日

3月30日(水曜日)

   私は市長就任以来、未来を見据え、市内の各種公共施設の今後のあり方について考えてきました。そして現在、「伊丹市公共施設マネジメント基本条例」に基づき、施設の再編整備を逐次進めています。

   これは、公共施設の建替え等に係る負担を子どもたちに先送りしないこととあわせ、施設のサービス水準向上を図ろうというものです。

   この施策の一環として、4月22日に市立伊丹ミュージアムが伊丹郷町にグランドオープンします。市立美術館、市立工芸センター、市立郷町館及び柿衞文庫があった場所に市立博物館を機能移転して再整備し、これまで5施設に分散していた機能を「市立伊丹ミュージアム」として統合し、一体的に運営しようというものです。

   これにより、歴史、美術、工芸、俳諧等に関する情報を総合的、効果的に発信していきます。ミュージアムのテーマは「酒と文化の薫るまち」です。

   オープンに先立ち、準備状況をチェックしてきました。施設マネジメント云々は別にして、市民のみなさんも来街者も、幅広い世代の方々が楽しんでいただける施設になったかと思います。ぜひお越しください。

3月23日(水曜日)

   国土交通省が2022年1月1日時点の全国の公示地価を発表しました。私は、地域の活力を客観的、定量的に示す指標の一つとして、地価を重視しています。

   今回は、経済が徐々に持ち直していることを背景に、地価の全用途の全国平均が前年比0.6%上昇と2年ぶりにプラスに転じたとのことです。

   こうした中、伊丹市では、全調査地点で上昇し、住宅地は10年連続、商業地は9年連続のプラス。上昇率は、兵庫県下で、住宅地、商業地ともに芦屋市に次いで2位。また、全調査地点で上昇したのは伊丹市のみでした。ありがたいことです。

令和4年 公示地価の公表(PDFファイル:449.6KB)

令和4年 公示地価商業地変動率一覧図(PDFファイル:156.4KB)

令和4年 公示地価住宅地変動率一覧図(PDFファイル:155.2KB)

 3月9日(水曜日)

   伊丹市では、市長マニフェストにもとづき、幼児教育の充実と保育所待機児童ゼロの継続等に努めています。
   その一環として、公立認定こども園の整備を進めてきました。そして、この4月に市内4園目「ささはらこども園」が市の南西部、笹原小学校の西側に開園します。
   開園に先立ち、現場を視察しました。準備作業は順調で、こどもたちの元気な姿が見られるようになるのが楽しみです。

          

          

          

3月2日(水曜日) 

   ロシア軍がウクライナに侵攻し、戦争状態に突入して1週間。ウクライナ軍、ウクライナ国民は団結し、なんとか持ちこたえていますが、ロシア軍は昨日から、首都キエフへの攻勢を一段と強めたようです。
   大国が自分の意に沿わぬからと、他の主権国家を武力で侵略する。許されることではありません。ナチスドイツがポーランドに侵攻して以来、第二次世界大戦後では初めての大規模で明白な侵略行為でしょう。
   停戦協議もまとまらず、国連も十分には機能していません。世界史が新たなフェーズに入ったと認識すべきなのかもしれません。
   他人事ではない、居ても立っても居られないとの思いから、伊丹市長名でプーチン大統領に宛て、抗議文を発出しました。さらに、ウクライナとの連帯を示すため、JR伊丹駅前のカリヨン塔をウクライナカラーでライトアップします。これらが直ちに効果を発揮することは難しいでしょうが、世界中から戦争反対の声を上げることが大事だと思います。

ロシアのウクライナ侵攻に対する抗議文(PDFファイル:83.1KB)