令和元年7月

更新日:2021年04月14日

7月29日(月曜日)

 本市に長くお住まいで名誉市民である田辺聖子先生が、6月6日に逝去されました。日本の文学史に大きな功績を残された先生の突然の訃報に接し、大きな悲しみと喪失感を禁じ得ません。


 私は以前から田辺先生の作品の愛読者でしたが、初めてお会いしたのは、平成17年、市長就任後でした。

 「今も『いなの』という歌枕の地名が残っていることが嬉しい」、「いろんなところに住んできたけれど、人が穏やかで暮らしやすい伊丹にずっと住んでいたい」「伊丹のまちのPRに私を使ってもらっていいわよ」といったお言葉を、あの優しいお声で聞かせていただいたことが今でも耳に残っています。

 

 そのお言葉に甘え、18年に、本市在住30周年と「田辺聖子全集」の完結を記念した展覧会「ひとつきだけの田辺聖子文学館」を柿衞文庫で開催しました。その後も講演会などさまざまな活動により、本市の文化振興と都市イメージ向上に多大な貢献をいただいてきました。

 

 20年には、伊丹の魅力を全国に発信することを目的とした「伊丹大使」の制度創設時に大使に就任、同年、文化勲章を受章されたことを契機に本市名誉市民となっていただきました。
22年には、市制70周年にあたり、満開の荒牧バラ公園で「まいにちバラいろ」と書いた色紙を頂戴しました。24年には図書館「ことば蔵」の名誉館長に就任、開館に立ち会っていただきました。それぞれ、先生の登場により、「伊丹」がマスコミに大きく取り上げられました。


 ことば文化都市を掲げる本市にとって、日本文学界を代表する田辺先生が伊丹を気に入り、長くお住まいになられ、地域に貢献いただいたことは、まちの宝であったと思います。


 8月3日(土曜日)、お別れの会が開催され、午後1時から一般献花も行います。伊丹を大事にされ賑やかなことがお好きだった先生を、多くの市民の皆さんに送っていただければ幸いです。

7月16日(火曜日)

 伊丹市は、平坦でコンパクトな地形から、自転車の利用が盛んです。これは健康づくりや地球環境問題等の観点からは結構なことですが、一方で、自転車が関係する交通事故が多くなっています。


 そこで、自転車レーンの設置、自転車安全利用啓発指導員の委嘱、自転車事故発生状況の報告(ホームページ、広報伊丹、エフエムいたみにて)、自転車利用者に対する啓発・指導の強化等、自転車の交通事故防止対策に力を入れてきました。

 このたび、株式会社アーキエムズ様が、社会貢献のため、自転車の基本的なルールやマナーを分かりやすくまとめた冊子「Enjoy自転車life in Itami」を伊丹市に37,000冊寄贈していただきました。いただいた冊子は、市内の小・中・高等学校に配布し活用させていただきます。

 引き続き、安全で快適な自転車利用を進めていきますので、市民のみなさんのご理解をよろしくお願いします。

表彰式の様子1
表彰式の様子2

アーキエムズ様に感謝状を贈呈

大人向けパンフ
子供向けパンフ

「Enjoy自転車life in Itami」

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