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東京パラリンピック 「目標はメダル」(広報伊丹2019年10月1日号掲載)

車いすバスケットボールの北間選手

 北間優衣さん(24)は、来年の東京パラリンピック開催国枠で出場権を得た車いすバスケットボールの日本代表候補の一人で代表チームの副将を務めています。
 先天性の脊椎の障害で3歳から車いすで生活し、本市の幼稚園から高校まで通いました。荒牧中のバスケ部にマネジャーとして入部した際、顧問から本市拠点で活動する車いすバスケ男子チームの伊丹スーパーフェニックスでのプレーを勧められます。
 「男子チームはスピードも高さもパワーもあり最初は怖かった。今は体格差のある世界の女子選手と戦うようになり男子チームでの経験が生きています」と振り返ります。
 直後、関西唯一の女子チーム「カクテル」にも参加します。
 「カクテルに入るまで自分と同じ境遇の車いす利用者との出会いはほぼ無かった。ここで出会った先輩は車を運転し一人暮らしをし、車いすだからと言って、もちろん工夫する必要はあるけど『できないことはないんだ』と将来が明るくなった」。
 中学3年の時に日本代表合宿に呼ばれ、翌年開催の広州・アジアパラ競技大会日本代表チームで金メダルを獲得します。
 しかし、2012年ロンドンと16年リオパラリンピックは出場を逃します。「リオ出場を目標に練習に没頭したが大学3年の時予選で敗退した。次は自国開催。『東京でメダル』を目標に競技を続けられる就職先を探しました」。
 今、日本生命で社内研修の担当をしながら練習と仕事を両立しています。職場の人が試合の観戦に訪れ、大歓声で応援してもらうこともあります。

 11月のパラリンピック予選でメダル獲得に向けた課題を見出し、日々の自主トレーニングや練習でも前進を続けていきます。
 日本女子チームは「小柄な体格という短所を長所に変え、機動力とチームワークを重んじた知的なプレーが持ち味」。「この競技の魅力を多くの人に知ってほしい。伊丹では毎年3月に全国のクラブチームが集う親善大会が開催される。ぜひ間近で観戦してほしい」と話しました。