現在の位置

「日本有線大賞」奨励賞受賞 三味線シンガーの木島さん(広報伊丹 2018年2月1日号掲載)

透明で艶のある歌声と民謡で培われた太い歌力で「十年経(た)てば」を津軽三味線で歌う本市出身の歌手・木島ユタカさん(34歳。エイベックス・エンタテインメント株式会社)が、昨年12月4日に行われた「第50回日本有線大賞」で見事、奨励賞に輝きました。
木島さんは5歳の頃、父一清さん(70)が民謡の全国大会に出場し、日本一が獲れなかったことを悔しがり「僕がお父さんの仇をとる」と宣言。そこから本格的な民謡を始めます。
「毎朝5時に起き5キロ走り、陸橋の上で声出しなど、父はとにかくスパルタで怖かった」と話します。その努力が実を結び、木島さんは小学生の頃から全国大会で数々のグランプリを獲得していきます。
「ステージからお客さんの拍手や涙などを見て、ずっと歌っていきたい」と決意。しかし、中学生になると変声期に入り、民謡は一時休止し、三味線を始めます。その頃からバンド活動なども始め、R&Bやポップス、ワールドミュージックへと活動の幅も広げていきます。

市マスコットたみまると木島さん

市マスコットたみまると木島さん

藤原市長に歌を披露する木島さん

藤原市長に歌を披露する木島さん

 2006年に「EXILE(エグザイル) VOCAL(ボーカル) BATTLE(バトル) AUDITION(オーディション)」にも出場し、1万人の応募の中から残り11人で惜しくも敗退。ファイナルステージとなった日本武道館に立ちたいという思いを募らせます。
28歳のころ、歌を続けていこうか辞めようか迷ったとき、自分のルーツを振り返り、民謡の「和」とこれまで取り組んできた現代ポップスを融合させた「木島スタイル」を確立。
ミニアルバムを発売すると、三味線で洋楽をカバーした弾き語りが話題になり、TVやラジオなどの番組にも出演。そして昨年10月、スコットランド民謡を編曲し日本語の現代語訳した「十年経てば」でメジャーデビューします。
「長い道のりだったが、決して無駄ではなかった。やってきたこと全てが今の自分の糧となり実力となりました」と振り返り、「父には表彰状を母にはメダルをかけ、尊敬と感謝の念を込め、受賞の報告ができたことが何より嬉しい」と話しました。