
文化5年銘唐箕(とうみ)
この唐箕は,背面選別胴部に「文化五年 辰八月吉日」の墨書があり,文化5年(1808年)につくられたものです。在銘の唐箕としては,全国で4番目に古い貴重な資料ということになります。昭和62年に伊丹市の民俗文化財に指定されました。
更新日 2008年07月23日
この唐箕は江戸時代に西日本一帯で多く用いられた京屋型の唐箕です。「京屋型」とは,大坂農人橋2丁目に本拠をおいた京屋に由来する形式です。
在銘の唐箕としては,京都府立総合資料館所蔵の明和4年(1767年)を最古として全国で4番目に古く,現存する唐箕で製作・購入年代がわかるものが少ない中で,貴重な資料です。
墨書は前面と背面の主柱部,背面起風胴部,漏斗部前面に施されています。これによると,製造者は三津屋村通筋の車屋八良兵衛,所有者は石□(1字読めず)弥右衛門であったことがわかります。なお,三津屋村は現在の大阪市淀川区の中国街道沿いにあった村です。
軸受などには後世の修理・改造の跡が見られ,一つの民具が大切に使われ続けていたことがわかります。
「文化5年」銘の墨書
所在地
伊丹市千僧1丁目1-1 伊丹市立博物館内
※展示されているかどうかは博物館におたずねください。
参考文献
- 「文化5年銘唐箕」 『伊丹の文化財』 伊丹市教育委員会 平成7年
- 近藤雅樹「文化5年銘唐箕」 『地域研究いたみ』第18号 伊丹市立博物館 平成元年
- 部署名:教育委員会事務局生涯学習部社会教育課
- 住所:〒664-8503 伊丹市千僧1-1 (市役所4階)
- 電話:072-784-8090 ファックス:072-784-8083






















