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鬼貫(おにつら)筆「秋ハ物の」句一行書

伊丹の生んだ俳聖・上島鬼貫の名句のひとつで,元禄5年(1692年)の『天満拾遺(てんましゅうい)』に入集したものです。この書は墨染寺(ぼくせんじ)の鬼貫句碑の底本として使われました。平成18年に市の有形文化財に指定されました。
更新日 2008年07月22日

「秋は物の」句一行書の写真

(読み)秋は物の 月夜烏は いつも鳴く 仏兄(さとえ)書

仏兄は鬼貫の号のひとつです。当時流行の歌謡,隆達節(りゅうたつぶし)の「爰(ここ)は山中森の下陰月夜烏はいつも啼く(なく)」をとり入れながら,物のあわれの秋となれば,誰しも身近に実感される人と自然の「まこと」を謳歌した名句です。この書はそれを,いかにも楽しく伸びやかに書き表しています。

元は柿衞文庫主岡田利兵衞氏の所蔵品で,市立博物館開館にあたり寄贈されたものです。これを底本とした墨染寺の句碑は,幕末の伊丹俳人たちが建立した一連の鬼貫句碑の最初のものです。

同時に指定された「にょっぽりと」句一行書と甲乙付けがたい充実した大作で,句と同様に,より成熟した特色を見せています。

所在地

伊丹市千僧1-1-1 伊丹市立博物館

※展示中かどうかは博物館にお問い合わせください。

参考文献

  • 「鬼貫句碑」 『伊丹の文化財』 伊丹市教育委員会 平成7年
お問い合わせ先 
  • 部署名:教育委員会事務局生涯学習部社会教育課
  • 住所:〒664-8503 伊丹市千僧1-1 (市役所4階)
  • 電話:072-784-8090 ファックス:072-784-8083