秋季企画展「有岡城から伊丹郷町へ~落城・復興・繁栄への道のり~」
ごあいさつ
展示会場
天正2年(1574)に織田信長の家臣荒木村重が城主となり、有岡城では壮大な総構えの城造りが行われていきました。あわせて城下町も整備され、後の伊丹郷町の繁栄の基盤がこのとき造られました。しかし、摂津一国の拠点となった有岡城の繁栄は長く続かず、村重が信長に反旗を翻したことから、天正7年(1579)には、1年余りの攻防の末に落城、本能寺の変後は城も取り壊されていきました。江戸時代に入り、かつての城下町は伊丹街道の宿駅として大坂と北摂・丹波地域あるいは西国を結ぶ経済活動の中継地としての地位を得、また酒造業も芽生えるなど、町は復興の道をたどっていきました。そして寛文元年(1661)には、伊丹郷町の中心部が公家の名流近衛家の支配となり、その保護のもと江戸積み酒造業が益々栄えた伊丹の町は「津の国のかくれ里」とも称されるようになりました。そして、酒造業の繁栄は俳人鬼貫を代表とする文人を生み、俳諧を始めとする文芸活動も盛んになり、この地に豊かな伊丹郷町文化が花開きました。
平成23年は伊丹郷町の近衛家支配が始まって350年、また郷土の偉人鬼貫の生誕から350年の年にあたります。博物館ではこれを記念し、有岡城の落城、そこからの復興と繁栄の道のりをたどる企画展を開催することにいたしました。
最後になりましたが、今回の企画展を開催するにあたり、多くの方々のご協力を頂きました。心からお礼申し上げます。
平成23年10月8日 伊丹市立博物館
会期
平成23年10月8日(土)~11月27日(日)まで。休館日は月曜日と月末。
開館時間
午前9時30分~午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
場所
伊丹市立博物館1階特別展示室・2階常設展示室(一部)
入場料
無料
展示内容
- Ⅰ荒木村重の入城-伊丹親興 城を明け渡す-
- Ⅱ村重の城作り-壮麗な有岡城の築城-
- Ⅲ村重の活躍 -摂津・播磨地方へ転戦-
- Ⅳ信長に反旗をひるがえす-村重謀叛-
- Ⅴ有岡城をめぐる攻防-信長方の陣・砦-
- Ⅵ廃城からの出発-堀を埋め・土塁を削り-
- Ⅶ伊丹の町の復興-商業都市へのあゆみ-
- Ⅷ近衛家支配-自治のまち伊丹郷町
- Ⅸ伊丹郷町の繁栄-文芸の隆盛と文人の往来-
展示風景
【1階特別展示室展示風景】
【2階常設展示室(一部)展示風景】






















