なぎなたのこと/伊丹市ホームページ
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なぎなたとは

西洋のフェンシング''日本の剣道'に似て以て非なるもの、でしょうか。装束は剣道と殆ど同じですが、最大の違いはその武器です。試合方法も剣道によく似ていますが、なぎなたには''なぎ・きる''という独特の使い方があります。 薙(なぎ)倒すという言葉をご存知でしょうか。斜めから切り倒すことで、この特徴からなぎなた(薙刃あるいは長刃)の語源があるとも言われています。剣道との大きな違いは打突部位に「脛(すね)」(膝とくるぶしの中間)があることです。

刃部と柄部からなるなぎなたは日本の伝統的な武器の一つですが、もともとは曲線のある刃を長い柄にとりつけたなぎなたは騎乗の戦士をなぎ払う歩兵に用いられていました。 伝来の絵巻物や物語によると、なぎなたが登場するのは10~11世紀頃の合戦でした。太刀よりも応用自在で長いなぎなたは多数の敵を相手とする時、または、海戦で非常に有利な武器となりました。合戦では弓矢を持った馬上の兵士に対して歩兵の持つなぎなたが威力を発しました。

鉄砲が1550年に伝来し、戦闘方法が著しく変化したためなぎなたは急速に衰退しました。江戸時代(1603~1868年)に入りなぎなたはもはや戦では使用されなくなり、武士の装飾的な武器あるいはその子女の護身用として用いられるようになりました。事実、なぎなたは武家に嫁ぐ嫁入り道具のひとつでしたので、今日のなぎなたも主に女子が主流となっているのです。 なぎなたの各種の流派が出来たのは江戸時代でした。長い年月をかけ形式化されてきました。なぎなたの特徴は前後左右に行われ、繰り出し、繰り込み、持ち換えなど多彩な変化があります。

国際的には1990年に国際なぎなた連盟が発足し、現在はベルギー、ブラジル、フランス、オランダ、ニュージーランド、スウェーデン、アメリカ、チェコ、オーストラリア、イタリア、ドイツ、カナダ、イギリス、日本の14ヵ国が加盟しています。外国では男子に人気があり、様々な交流を通して普及を計っています。4年に一度世界大会も行われています。

 

※公益財団法人 全日本なぎなた連盟ホームページより一部抜粋。

全日本なぎなた連盟のページ(外部リンク)

なぎなたをするとどうなるの?

白い稽古着に袴をはいて、大きな声を出して元気よくなぎなたを振ります。

姿勢がよくなりますし、大きな声を出すので体も元気になります。また、思いやりの心も養われます。

なぎなたは、素晴らしい日本の伝統文化、武道です。

なぎなたの効用

  1. 元気になります
  2. 姿勢がよくなります
  3. 健康になります
  4. 物怖じしない人になれます
  5. 礼儀が身に着きます
  6. 人を思いやる気持ちが養われます
  7. 日本の伝統文化を学べます

「なぎなた」と伊丹の深い関係

伊丹市には全日本なぎなた連盟本部があるほか、日本三大私設道場の一つ「修武館」があります。

全日本なぎなた連盟のページ(外部リンク)

修武館のページ(外部リンク)

伊丹はなぎなたの中心地

1953年(昭和28年)に武道が復活しました。小西業茂(こにし ぎょうも)さんの孫・静子(しずこ)さんを中心に「修武館」と縁のある人たちが「なぎなた」を復興させようと努力し、「修武館」は全日本なぎなた連盟の本拠地になりました。

小西静子さんが、連盟の初代理事長として統括および運営されて以来、伊丹は「なぎなたの中心地」として現在に至っています。

全日本なぎなた連盟のページ(外部リンク)

修武館のページ(外部リンク)

服装・防具

正しいなぎなたの服装

なぎなたを始めたきっかけは?と聞かれたとき「けいこ着姿に憧れて」という言葉をよく聞きます。それほどけいこ着姿というものは自分自身の心の現れであり、また、なぎなたのおけいこの有り様がわかるものです。

演技競技のときにも審判はどのようなところを観て優劣を決めるのかという観点の基準になる項目の中の一つに「服装」という項目があります。清潔で体に合ったけいこ着は動きやすく、人から見られても清々しく快い印象を与えるものです。

稽古着1

稽古着2

稽古着3

なぎなた防具のチェックポイント

垂(たれ)

垂は腰及び大腿部を保護する道具で大垂(おおだれ)(3枚)、小垂(こだれ)(2枚)帯がしっかり綴じられているかどうか確認します。六枚の部位が外れそうなとき及び垂の紐は、新しい時と同じ幅で使用できるよう注意します。

たれ

小手(こて)

剣道の小手と異なりなぎなたを握り持ち替えが出来やすいように三つの部位に分かれています。
 

こて

すね当て

袴の上から着装しますので足にフィットするようなもので紐もしっかり結べるような品が望ましいです。紐は打突場所に結ぶため、しっかりした紐を付けます。

すね当て

面(めん)

剣道の面と異なり構えは顔のみ横を向くため、首が左右に振り向け易い面で、面布団(めんぶとん)が左右の肩よりあまり出ません。面布団は斜め刺しで剣道の面布団より短くします。主に女子が使用するため、軽い面金(めんがね)及び面布団の素材を軽くします。顔のサイズにあった面を使用します。
 

面

胴台(どうだい)の幅は狭すぎないようにしましょう。ただし広すぎる物は使用しません。目安は胴台と腰の間が指1本分開いていることです。大人の場合は小胸(こむね)の付いた胴を使用します。胸の部分が身体に密着するものが好ましいです。

胴

なぎなた防具の保管

持ち運び以外は必ず防具袋から出しておきます。 直射日光に当てず、風通しの良い湿気の少ないところに保管しましょう。面は使用後顔の当たるところ、包輪(ほうわ)及び天地は必ず汗を拭き取っておきます。小手は使用後、手の内の革はしわを伸ばして形を整えておきます。防具は袋から取り出して、面、小手、胴、垂、すね当ては一括し結束します。結束の仕方は一定の方式で結束します。

防具の保管