2文化資源

更新日:2021年03月31日

(1)中心市街地の文化施設とみやのまえ文化の郷

JR伊丹駅、阪急伊丹駅周辺は本市の中心市街地で商業集積地区であるとともに、東リ いたみホールや音楽ホール、演劇ホールのほか、美術館、日本三大俳諧コレクションの1つである柿衞文庫、工芸センター、国の重要文化財に指定された江戸初期の酒蔵や江戸後期の町屋で構成される「みやのまえ文化の郷」など文化施設があり、ゆっくり文化が楽しめる。

(2)東リ いたみホール(文化会館)

音楽や演劇を含めた総合芸術実践の場として、客席数約1,200の大ホール、ミニコンサートや音楽・演劇などの練習に適した多目的ホール、日常の文化活動やコミュニティの場としても利用できる市民の総合文化の拠点施設。

阪急伊丹駅から徒歩3分、JR伊丹駅から徒歩10分。

(3)アイフォニックホール(音楽ホール)

500人収容のメインホール、小ホール、練習場など、市民の音楽鑑賞や発表、練習の場として利用されている。主催事業としては、毎年8回程度、世界の各民族の伝統音楽を紹介する「地球音楽シリーズ」の公演、市民講座「民族文化サロン」がある。また、市民による交響楽団「シティフィル」やコーラスグループの活動拠点でもある。

阪急伊丹駅から徒歩4分あるいはJR伊丹駅から徒歩9分程度でいたみホールの東。

(4)アイホール(演劇ホール)

200~300人収容可能な関西小劇場演劇の拠点として広く知られている。自主事業の中心は演劇とダンスで、演劇ファクトリー(演劇講座)やフラメンコ教室、ダンスワークショップなどの自主講座も行っている。また、プロジェクト・ナビの北村想を塾長とする戯曲(演劇台本)を学ぶ「伊丹想流私塾」も開講している。

JR伊丹駅前で阪急伊丹駅からは徒歩10分程度。

(5)伊丹市立美術館

「諷刺とユーモア」をコレクションの基本概念とし、19世紀フランスの美術を代表する作家の一人であるオノレ・ドーミエの2,000点を超える諷刺版画や49点の彫刻、4点の油彩を核として、同時代の諷刺画家たちの作品を多く収蔵している。また、同じくフランスのラウル・デュフィの代表的油彩「海の女神」をはじめとして、明るく楽しいアメリカ現代作家の大作版画、日本の現代作家の絵画、彫刻も少数ながら収蔵している。みやのまえ文化の郷を構成している。

阪急伊丹駅あるいはJR伊丹駅から徒歩9分程度。

(6)伊丹市立工芸センター

全国的にも珍しい公立の工芸(クラフト)の振興施設。毎年1回、公募による「伊丹国際クラフト展」を開催しており、国内外から多くの応募がある。また、国内外の伝統的工芸品や機能的・デザイン的に優れた工芸品を紹介する企画展を年間を通して開催している。また、デザインや手織りなど各種工芸講座や講演会なども開設している。隣接する新町家の2階にはガラス工芸品の展示とプロのジュエリー作家育成を目指す伊丹ジュエリーカレッジも開設しており、企画展入場は無料である。

阪急伊丹駅あるいはJR伊丹駅から徒歩9分程度。

(7)柿衞文庫(かきもりぶんこ)

清酒醸造で栄えた江戸時代の伊丹では、俳諧文化が華開き、文人墨客の往来も頻繁であった。この中で蓄積された文化遺産に故・岡田利兵衞さん(雅号・柿衞)の系統的な俳諧資料の収集物を加えて発足した俳諧の拠点施設。収蔵品は「柿衞本奥の細道」などの和本や松尾芭蕉の「ふる池や蛙飛込水のおと」の真筆短冊など9,500点に及び、東大の「洒竹・竹冷文庫」、天理大学の「綿屋文庫」と並ぶ日本3大俳諧コレクションの1つに数えられている。毎年6月の柿衞忌には、俳文学研究の進展を願って若手の俳諧研究者に柿衞賞が贈られる。

阪急伊丹駅あるいはJR伊丹駅から徒歩9分程度。

(8)偉大な俳人上島鬼貫(うえしまおにつら)

上島鬼貫は万治4年(1661年)伊丹の酒造家の三男として産まれ、池田宗旦が伊丹で開いた俳諧塾、也雲軒にも学び、伊丹風俳諧の若手俊英として成長し、のち、京・大坂で活躍した。松尾芭蕉と並び称される鬼貫の句には「月なくて昼は霞むや昆陽池」など伊丹を詠んだものもみられる。元文3年(1738年)大坂で没したが、明治36年、河東碧梧桐が雑誌「ホトトギス」で、「鬼貫忌」の題で句を募集して以来、秋の季語として定まった。柿衞文庫では、毎年8月鬼貫忌に小・中学生、一般の俳句作品を対象としたコンテストを行い「鬼貫賞」の表彰式を行っている。

(9)カリヨンの塔(フランドルの鐘)

JR伊丹駅前広場にあるカリヨンの塔は平成2年(1990年)、国際姉妹都市締結5周年記念としてベルギー王国ハッセルト市からプレゼントされたもの。43個の大小の鐘を組合せたもので自動演奏装置もついており、公共場所のモニュメントとしては西日本最大規模のカリヨンの塔は毎日正午に美しい音色を聞かせてくれる。

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