5市民活動の編集

更新日:2021年03月31日

伊丹市では市民の自治会活動が活発であり、市民団体の多様な活動も展開されている。これらの活動は熱心ではあるが、それぞれが個別に行われていることから、市民全体へと広がりにくい。自治会や市民活動相互の取り組み、さらには行政の取り組みとの効果的な連携を図り、これまで以上に市民活動を活発化する。

 各項目の参考事項については、次のリンクのページを参照。

(1)市民活動相互の連携

個別に行われている市民活動を相互に連携させることによりアピール力を高めるため、イベントの共同・連携した開催等市民活動団体が集まり情報交換できる環境づくりを支援する。

1)伊丹総おどり

コミュニティ意識の高揚と世代間交流の一層の推進を図るため、創作を進めてきた「伊丹総おどり」が和・洋2種類の振り付けで完成した。

事業内容

実施期間
「伊丹総おどり」を伊丹発の「おどり」として誰もが参加し踊って楽しめるおどりに発展させる。
市民主体によるイベントの企画立案・運営・実技指導などの普及活動を実施する。
短期

2)市民まちづくりラウンドテーブル事業の実施

自治会・NPO・各種グループなどの団体や個人、まちづくりに関心を持っている市民が、情報や意見を交換し、各々の活動の充実と協働のまちづくりを実践する場を提供する。 短期

3)地域対抗「いたっボール」大会

「いたっボール」は伊丹市のように雪のない地域で雪合戦を楽しめるように、伊丹市体育指導委員会が考案した伊丹発の新しいファミリースポーツである。

市内17小学校区に設置している「スポーツクラブ21」を通じて普及させ、各クラブ対抗戦を開催するなど、伊丹発の「いたっボール」をPRする。 短期

4)特色ある地域のまちづくり

本市では、地域のまちづくり活動が兵庫県から賞を受けるなど、特色ある地域づくりが市民活動により進められている。

この各地域で進められている市民活動をより活発化させ、連携したイベントの開催等を検討する。 中期

(参考(5)市民活動(1)「活発な市民活動」参照)

(2)地域資源や公的施設の市民活動への活用

地域資源と市民活動とのつながりをより充実させるために、歴史資源や自然資源、文化・福祉施設等の公的施設、市民利用施設等を、市民の日常生活、市民活動やイベントの場として積極的に活用する。

1)多田街道や旧大坂道など、歴史的街道の整備と散策ルートの設定(再掲)

歴史的景観に配慮した道路整備をはじめ沿道建築物を含むまちなみ修景整備を進めながら、街道の解説板やルート図、道標等の整備を行い、街道に近い歴史的資源等も含めた散策ルートを設定する。 短期

(参考(1)歴史資源(2)「多田街道」(3)「旧大坂道」参照)

2)文化財を巡る散策ルートの設定(再掲)

有岡城跡や旧岡田家酒蔵など市内には多くの文化財があり、これらを含む文化財散策マップの作成と散策ルートの設定を行う。
文化財ボランティア等により市内の重要文化財めぐりの散策ツアー等も実施する。
短期

3)天神川や天王寺川、公園等を巡る散策ルートの設定(再掲)

市内には天神川、天王寺川などの小河川が巡り、伊丹市の特徴でもあり、市民に身近な存在にもなっている。

公園等の地域資源も含め、各河川沿いに散策ルートを整備し、道標等を設置するとともに市民と協働した水辺空間の管理、市民活動の場として活用を図る。
(天神川ルート約2.7km)
中心市街地から市バスで~昆陽池公園(昆虫館)~天神川緑道~荒牧バラ公園(平和モニュメント)~市バスで中心市街地
(天王寺川ルート約4.7km)
中心市街地から市バスで~十六名公園~サンシティ~天王寺川緑道~荒牧バラ公園(平和モニュメント)~市バスで中心市街地
鴻池地先の西池・黒池には非常に珍しい「オニバス」が生息しており、説明板を設置しルートに加える。

短期

4)中心市街地における大学・短大のイベントの誘致

中心市街地の公共施設を使った市内にある大学の学園祭や作品展などのイベントを誘致する。 短期

5)カフェストリートの創出

三軒寺前広場をはじめ、にぎわいを創出できるよう、道路上においてオープンカフェの設置を検討する。 短期

6)緑道・公園や歴史景観街道をつなぐコースの整備

市内には市民の憩いの場になっている緑道・公園・歴史景観街道などが多く存在するが、それぞれの点を線につなげることが課題になっている。

これら相互の施設・空間をつなぐ散策コースを設定し、歩道や案内標識を整備する。
中心市街地~伊丹緑地~多田街道(辻の碑)~緑ヶ丘公園(鴻臚館)~市バスで中心市街地へ
緑ヶ丘公園は、2月の梅、4月の桜などが楽しめることをPRする。
中心市街地~伊丹緑地~緑ヶ丘公園(鴻臚館)~瑞ヶ池公園~昆陽池公園(昆虫館)~市バスで中心市街地へ
瑞ヶ池公園は桜、昆陽池公園は桜と野鳥と昆虫館、みやのまえ文化の郷をセットでPRする。
短期

7)市バス利用で施設めぐり

市内各地に点在する施設や名所を市バスで巡る推奨ルートを設定し、阪急伊丹駅前バスターミナル案内所などでPRするとともに、1日乗車カードを活用し、市内巡りへの市バス利用の促進を図る。
また、市バスに乗って来館したひとが、バスカードの提示により入館料の割引を受けられるようにし、多くの人たちが施設を訪れるようにする。
JR中山寺駅~荒牧バラ公園~昆陽池公園(昆虫館)~みやのまえ文化の郷(酒蔵・石橋家・工芸センター・美術館・柿衞文 庫)~阪急伊丹駅あるいはJR伊丹駅
荒牧バラ公園のバラの見頃、みやのまえ文化の郷の郷町御膳等もPRする。
短期

(3)市民活動・企業活動と行政施策との連携

行政施策において市民の参画機会を拡大し、NPOや市民活動団体との連携を推進する。また、企業の地域活動への参加を推進し、市民活動とともに行政施策に積極的に連携させ、一丸となって地域のアピールや地域資源の活用に努める。こうした市民活動や企業活動の効果・影響力を明らかにし、また活動意欲の向上や活動自体のアピールにつなげるため、活動やイベント等への市民参加人数を計測したり、市民周知度あるいは伊丹市のアピールやイメージアップへの貢献度等を評価する手法等を検討する。

1)重要文化財旧岡田家住宅・酒蔵築330年記念事業

『重要文化財旧岡田家住宅・酒蔵築330年記念』のタイトルを冠し、統一して関連施設(柿衞文庫・美術館・工芸センター・博物館・長寿蔵)が、伊丹の酒造業と文化にかかわる催しを企画し、従来の各施設の事業を普及・拡大する形で実施する。今後も各館のイベントを一定の期間内で同時期に実施し、トータルで酒蔵のあるまちをアピールする。 短期

(参考(1)歴史資源(6)「旧岡田家住宅」参照)

2)中心市街地まちなみガイドプラン

本年度策定する中心市街地のまちなみガイドプランに基づき、中心市街地を「市の顔」としてふさわしい、個性ある市街地景観と土地利用の誘導を行う。
中心市街地のにぎわい創出のため歩行者優先道路への店舗誘致についても景観に配慮した店舗とする。
短期

3)「住みやすいまち、伊丹」のアピール

本市は「生活者の視点でつくる住みやすいまち」を総合計画の基本目標に掲げ、市バス事業を行うなど市民生活を支える都市機能が充実している。また空港をはじめ、JR・阪急電車など公共交通機関も整備されており、交通利便性の高いまちとなっている。教育・文化施設、福祉施設、共同利用施設も数多く存在し、それらを活動拠点として、地域福祉や高齢者・障害者の支援活動グループなど市民活動も活発であることから、快適で安全・安心な「住みやすいまち、伊丹」をアピールする。 短期

(参考(5)市民活動(1)「活発な市民活動」参照)

4)特色ある食文化の創出

本市には、かつて伊丹を訪れた文人墨客をもてなした料理を再現した「伊丹郷町御膳」、伊丹の歴史や風土をイメージした創作弁当「伊丹郷町物語」など多彩な食材を生かした食メニューがある。「食」は地域の大きな魅力であり、「伊丹らしさ」が息づく食文化の創出や新しい特産品の開発・育成など、特色ある食文化の創出を図る。 短期

5)ひょうたんの里・神津を発信

神津地区では地区住民によるひょうたんづくりが市民活動として定着しており、毎年ひょうたんを育て、加工した作品展が開催されている。

整備中の空港周辺緑地においては、ひょうたん畑のエリアを設け、緑地内の体験学習施設で、作品展やひょうたんづくり、加工についての実演講習会が計画されている。
作品展を中心市街地の空き店舗などでも開催し、「ひょうたんの里・神津」を発信する。
中期

6)イルミネーションによる夜の景観の創出

毎年クリスマス時期になると、戸建住宅の庭先や、マンションのベランダ等に華やかな電飾が見られる。こうしたイルミネーションなど見て楽しめるような夜間の景観の創出について検討する。 中期

7)ファクトリーミュージアムの推進

工場博物館(ファクトリーミュージアム)などの設置を企業に働きかけ、工場見学などと組み合わせて産業都市としての一面をアピールする。 中期

 

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