3自然資源の活用
伊丹市は豊かな水や緑を有しており、ネットワークされた自然は市民の憩いの場となっている。特に、昆陽池や瑞ケ池を中心に、まちなかを川が巡り、水を通じて地域のつながりを形成している。これらの水や緑を通じて、市内各地に点在する様々な地域資源を編集するとともに、自然資源を市民生活や日常生活の中で活用する。
各項目の参考事項については、次のリンクのページを参照。
(1)水辺空間の保全と活用
伊丹市の自然の大きな特長である川や池の水辺について、生態系保護、水質浄化、美化活動等の取り組みにより保全を図るとともに、親水性を高めるための修景、整備やイベントの開催等を行い、市民活動の場として積極的な活用を図る。
1)昆陽池水質浄化と水辺環境の整備
事業内容 | 実施期間 |
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平成15年度から4カ年で浚渫(しゅんせつ)工事を進めるとともに、水質浄化追跡調査と市民と協働した活動等により昆陽池の水辺環境の整備を図り、野鳥の楽園として市民、来街者の憩いの場にふさわしい環境を保持する。 昆陽池の築造の歴史から自然性、環境問題に至る様々なテーマを取り上げた「昆陽池講座」を開催する。 本市の貴重な地域資源である昆虫館も積極的にPRする。 |
短期 |
(参考(3)自然資源(2)「野鳥の楽園、昆陽池公園」(3)「伊丹市昆虫館」参照)
2)河川沿い等を利用したイベントの開催
地域の河川を有効に活用し、水辺空間を利用した集客が見込めるイベントを開催する。 | 短期 |
3)天神川や天王寺川、公園等を巡る散策ルートの設定
市内には天神川、天王寺川などの小河川が巡り、伊丹市の特徴でもあり、市民に身近な存在にもなっている。
公園等の地域資源も含め、各河川沿いに散策ルートを整備し、道標等を設置するとともに市民と協働した水辺空間の管理、市民活動の場として活用を図る。 |
短期 |
4)多田街道の水路水質改善等
多田街道に沿って流れる水路の水質改善が進んでいる。水質改善に併せ鯉の放流についても検討する。 | 中期 |
(参考(1)歴史資源(2)「多田街道」参照)
(2)緑の保全と緑化活動の推進
市街地の貴重な緑の保全策を講じるとともに、住宅地等も含めて市域全体での緑化を市民・市民団体、事業者、行政が連携して推進する。地域性や季節感を感じさせる緑化・植栽方法により、地域資源や公共施設周辺の緑化、道路や河川等における並木の整備に努める。
1)市民との協働による特色ある散策路づくり
金岡川については、金岡雨水幹線沿道のみどりのまちづくり協議会を中心に、住民と行政が一体となって沿道の緑化や散策路づくりを行う。 | 短期 |
2)伊丹花ごよみの情報発信
市内には、2月の緑ヶ丘公園の梅、4月の緑ヶ丘公園、昆陽池公園等の桜、春・秋の荒牧バラ公園のバラ、花摘み園のポピー(春)・ひまわり(夏)・コスモス(秋)など、季節毎に目を楽しませてくれるところがある。これらの開花情報を市のホームページや広報伊丹で発信する。 | 短期 |
3)コミュニティ花壇の再整備
市内には市民管理による多くのコミュニティ花壇があるが、季節の草花が少なく、管理が十分でない花壇もあり、花壇の再整備を行う必要がある。
花壇の再整備を行うため、市域を地域分けして地域毎に違う草花を配布し、特色を持たせる。 管理に携わる市民の育成をさらに進め、花壇コンテスト等も充実し、季節の花咲くまちを目指す。 |
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4)オープンガーデンの推奨
平成16年3月に県内に「兵庫オープンガーデンネットワーク」が発足し、各地域で日を設定し、オープンガーデンを開催している。
本市においても、オープンガーデンを推奨し、人や通りを行き交う人が季節の花などを楽しめるまち並みを創出する。 | 短期 |
5)道路・公園、公共施設などにおける緑化・植栽の実施
市民と協働して各地域の緑化を推進するとともに、道路・公園、公共施設においても緑化・植栽を積極的に実施する。緑化や植栽に際しては、植栽方法や樹種の選定などの方針を検討し、本市の「市民の花」であるツツジの名所づくりなど、特色ある緑化に努める。 | 短期 |
6)猪名野神社を花の名所に
「長谷寺のボタン」、「矢田寺のあじさい」などのように、花の名所として集客スポットになるよう、検討する。 整備後は「伊丹花ごよみ」で開花情報を提供する。 |
中期 |
(参考(1)歴史資源(8)「猪名野神社」参照)
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更新日:2021年03月31日