博物館の機能集約を伴うみやのまえ文化の郷の大規模改修工事を実施し、歴史・芸術・文化に係る総合的な発信拠点施設「総合ミュージアム」として整備することで、施設の魅力向上を図ります。
みやのまえ文化の郷再整備事業基本計画(伊丹市立博物館機能移転複合化事業)
工事名称:令和2年度みやのまえ文化の郷整備工事
工事期間:令和3年2月1日~令和4年3月15日
建設地:伊丹市宮ノ前2丁目5番20号、28号
立(りゅう)建設株式会社 姫路市西延末269-6 電話:079-297-2130
敷地面積 4032.38平方メートル
・増築工事(609.51平方メートル)
鉄骨造3階建の建設
・既存建物の大規模改修工事
外壁・内部改修、空調設備、トイレなど改修
上記に伴う電気設備、機械設備工事
・各展示室・諸室を結ぶ、回遊型の閲覧動線の整備
・各展示室のフレキシブルな利用と共有化
・設備・インフラ関係の集約化
・総合案内所の設置など
・見やすく、分かりやすい案内誘導サインの整備、多言語表示
・トイレの改修(洋式化、多目的トイレの増設、オストメイト対応)
・授乳室の設置
・車いす用スロープ、自動ドアの設置など
・陳列量、収納量を拡充したショップ
・気軽に利用しやすい休憩スペースの整備
・Wi-Fiスポットの増設
・多様なレイアウトに対応したアトリエの設置
・(有)重森庭園設計研究室 代表重森千青(ちさお)氏設計による日本庭園
・「日本遺産認定」紹介コーナーの設置
・収蔵庫、展示室の増設
・内装、照明設備(LED化)の改修
・変電、非常用発電設備の改修
・空調機器、EVの更新改修など
新たな施設内では不足する収蔵スペースを確保するため、現状利用率に余裕のある平松自転車駐車場を整備し、一部、歴史収蔵庫として有効活用します。
平松自転車駐車場整備工事について
みやのまえ文化の郷4施設(美術館・工芸センター・伊丹郷町館・柿衞文庫)及び博物館は、長きに渡ってそれぞれの歴史やノウハウを積み上げ、市民の教養や文化の滋養に努めてきました。今後もそれぞれの独自性の向上を図るとともに、中心市街地の賑わいを創出する拠点として整備します。
委託業者:株式会社丹青社 関西支店 大阪市北区大深町3-1
柿衞文庫導入展示
・俳句とは何かという基本情報を紹介するとともに、実際に俳句を作ったり、俳句に関連するクイズで遊んだりできる体験展示を導入し、楽しみながら俳句に親しむ場とします。
旧岡田家住宅酒造り展示
・重要文化財建造物を活かし、清酒発祥の地としての酒造りの様子や日本遺産認定を受け、清酒と関連文化について分かりやすく紹介します。
増築棟2階-歴史展示
・縄文、弥生時代から今日まで、伊丹がどのような変遷を辿って今日に至っているのかを伝えるため、基本的に通史としつつ、各時代の重要トピックを中心に紹介します。
増築棟1階-アトリエ
・多様なレイアウトに対応できる可変的な空間とし、市民ニーズに即した多種多様な講座を展開します。
旧石橋家厨房(改修)
ショップ(棚の改修)