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第28回 市長と気軽にグループ・トーク(日本リウマチ友の会)

(日本リウマチ友の会を以下「グループ」と標記)

市長:

ようこそ、お越しいただきました。『気軽にグループ・トーク』ですが、次の予定がありますので私はネクタイをしていますが、何でも気軽にお話いただければと思います。よろしくお願いします。

グループ:

今日はこんな機会を設けていただきましてありがとうございます。市長さんはリウマチという病気をどれくらい知ってくださっているかな?と思いながら来させていただきました。ちょうど、2~3日前に本部から届いた『流(ながれ)』という機関紙の中に産業医科大学の田中先生が「関節リウマチほど誤解の多い病気は他にはないでしょう」と書いておられます。普通、お友達とか知り合いに聞いても「なぜ、そんなに若い時からリウマチになったの」と言われます。私は20代の時になったので、約50年です。一般の方はほとんど、リウマチと言えば年寄りの病気だと思っておられるのです。市長さんはどう思っておられますか。ここに来ている方は元気な方々で、家から出ることも出来ない方が多いのです。

市長:

私も中高年者の方に多いのかと思っています。最近、新聞でも取り上げられており、今日の朝刊にも患者は女性が多く、薬はあるとありましたが、その程度の知識です。

グループ:

ご存知でしたか。

市長:

知っていたというより、皆さんから本日のトークのお申し込みをいただいていたので、目に留まったのだろうと思います。

グループ:

そういって、何かがあって目に留めていただき、知っていただくことは嬉しいことです。

グループ:

リウマチになって20年近くになるのですが、障害者手帳をもらって市バスに無料で乗せていただいてありがたいと思っています。見かけは普通の方と見分けがつかないと思いますが、体調の悪い時、膝が辛い時はつり革を持つのもとても辛いのです。運転手さんが気を利かせて、席に座るまで待ってくださる方もあれば、いきなり発進される方といろいろおられます。しっかり掴まって、いつ動いてもいいように構えないといけないのです。杖を持ったり、包帯を巻いているというような、眼に見えるものではないので優先座席に座っていると他の乗客からの視線が痛く、少し辛い時があります。最近の運転手さんは「ゆっくりで良いですよ」と乗るときに声をかけてくださることもあるのですが、急発進や急ブレーキが多いと困ります。

グループ:

私達にとって、ノンステップバスは意味がないです。路肩に寄せて止めてくださる運転手さんは10人に1人くらいです。ほかの運転手さんは路肩から離れて止められるので1度道路に降りて、また上がらないといけません。

市長:

運転のマナー、方法というのは『お客さん第一に』ということで行っていますが、御指摘いただいたように徹底できていないようなので運転手の皆さんに伝えます。ところで、皆さんとこうしてお会いしていると、確かにそんなに体調不良や身体にご不自由なところがあるようにお見かけできないのですが、リウマチ患者だということは知ってもらった方が良いのでしょうか。類似するお話としては、妊娠されている女性を守ろうというので、マタニティバッチというのを付ける。妊娠初期の方は分かりませんから、それを付けている方には席を譲ろうという運動をしています。ですから、リウマチ患者の方たちにも、注意してくださいという運動がありうるのかなとお話を聞いて思いました。リウマチ患者であることを知らしめるのが良いのかどうかというのは、いろいろお考えもあるかと思います。

グループ:

そうですね。知られるのが嫌だという方もいらっしゃいます。

市長:

全員に、ということではなくて、希望する方に というのはいかがですか。

グループ:

難しい問題ですね。

グループ:

再度バスの話になりますが、見た目では何もわからないのですが、手もあまり上がらないのです。顔はまん丸だし、顔色は良いといったら皆さんそんなにたいしたことはないと思われるのです。

市長:

運転手も悪気があってではなくて、分かっていない場合が多いのではないかと思います。

グループ:

でも、私は杖をついて首を固定する器具をはめているのに「障害者手帳を出してください」と言われました。「障害者手帳はリュックの中です」と言って、リュックを背負うのも大変なのにそれを降ろして中を開いて、取り出します。その間他の乗客の方に気の毒で、申し訳ないなと思いながら、やっと出すと「はい。わかりました」って言われたのですが、何かとっても悲しい気分になりました。次にリュックを背負おうのも誰かに助けてもらわないと手も上がらないので、なかなか背負えないのです。運転手さんは業務に忠実なのでしょうけれど、臨機応変に対応してほしいです。また、バスでも混んだところに乗ると、自分の降りる停留所で「凄く混んでいるので前から降ろしてください」って言っても、「後ろから降りてください」って言われて「すみません。すみません」って他の人の足に躓きながらやっと降りたのです。それがあったのでこの前乗ったときに「すみません。バスが止まってからでないと、後ろに移動できませんので、ちょっと待ってくださいね」と言ったのです。そうしたらその運転手さんは「どうぞ前から降りてください」って言っていただいたのでホッとしました。

市長:

そうあってしかるべきですよね。

グループ:

仕事に忠実なのも良いですけれど、臨機応変というのも大事かと思うのです。

市長:

おっしゃる通りです。ルールの作り方次第ですからお客さんの状況によって臨機応変に対応すればいい話です。多分、前乗り後ろ降りというルールがあって、ルールに厳格にしようとする人はお客さんの状況を見ずに、ただ単純に言っているのだと思います。支障があるということはルールが悪いのだと思います。最近は乗客サービス第一というのを繰り返し言っていますので、少しずつかもしれませんがそちらの方に向かっているかとは思います。利用される立場で何か不都合な点があればどんどん言ってください。ただ、運転手にもいろいろ言い分があるかもしれませんので、聞かなければいけないと思います。

グループ:

私がリウマチになって丸6年です。それ以前に発症されている方々は本当に凄くご苦労をされているのです。私も見た目はどうもないのですが、薬代が非常に高くて、現在伊丹市の特定疾病患者療養費資格認定書というのを頂いて税金から私の場合は治療費が2,750円を越えると39,800円の補助をしてもらっています。3月に病院に行きましたが薬代だけで36,030円です。そのお薬を飲むことでバスに乗ってここに来て市長さんにお会いすることができるし、バスに乗ってどこかに出かけられる、寝たきりにならずに介護保険も今のところは使っていません。物凄く感謝しているのです。この制度は全国にあるかといえば関節リウマチが対象になっていない市町村もあります。こういう病気や子どもの医療費免除の年齢など自治体に努力していただいているのに、国のいろいろな関係で崩されると感じることがあります。私個人としては、今申し上げた医療費の他に診察と検査費で今月は40,280円かかっています。これがなければ66歳の年金だけの収入では本当に大変なのです。実際は市民税も県民税も健康保険料も介護保険料もずっと納めてきて自分が病気になった時には安心して治療を受けられるということで、ずっと伊丹市に住んでいるわけです。その辺りを市長さんにもお解りいただいて、この制度は国が指定する難病の中には関節リウマチが入っていません。伊丹市が勝手にやっているのだということで崩されるようなことがあれば困ります。

市長:

国が崩すというようなことはないと思います。今 おっしゃった医療費の負担のルールというのは国が基本的に決めていますが、それでは不足ではないかというところを各自治体の判断で市民の税金を投入して負担を軽くしています。各自治体とも税収が落ちてきて財政が苦しくなってきた時、市が独自にやっている福祉政策が苦しくなっていることは間違いありません。ただ、伊丹のまちとしては市民の皆さんの健康、命の問題に関わることですから最優先で確保していかないといけないと思っています。高額療養費の問題、子ども達の医療費助成についてもできるだけ拡充していこうとは考えています。言い訳じみて恐縮ですが全国的に国から廻ってくるお金が小泉総理の時に随分減らされまして、非常に厳しくなってきています。先ほどお話がありました市バスの無料制度、障がいのある方とか高齢の方に対してしているのも近隣では尼崎市が止めて自己負担を導入するというようなことが増えています。伊丹はどうするのかと時々お尋ねいただくのですが、私としては、できるだけ守っていきたいと思っていす。でも、これは私のお金を使っているのではなくて市民の皆さんから納めてもらっている税金の使い道ですから、市民の皆さんに決めてもらうというのがこれからの時代の地方自治、地域主権といろいろな言い方をされますけれど、今日こうしてご意見をお聞かせいただいたことはありがたいですし、市民の皆さんの間でそういう制度を守っていこうという意識を持ってもらうことは大事だと思います。そういう面では、薬もそうですが最近ではワクチンも病気にならないように、女性の方でしたら子宮頚ガンのワクチンとかヒブワクチンの話も、今開かれている議会でどこまで公費負担をするのかと議論されています。ヒブワクチンについては小さい子ども達の命に関わる問題で、県が平成22年度から助成してくれることになりましたので、伊丹市でも夏ごろまでには制度化したいと思っています。

グループ:

ワクチンの件でしたら肺炎球菌だとか、この間のインフルエンザのワクチンなども、私は難病連の幹事で県の難病連の会議にも出ていますが、他の市町村では結構助成があったのです。

市長:

所得の少ない方には助成をしました。全員するかどうかという事には判断が分かれました。

グループ:

難病連の関係ですから難病の方だけかもしれないですが、肺炎球菌は8000円しました。他の市町村では無料のところも半額補助のところもあり、新型インフルエンザも3,600円が半額だというところもありました。

市長:

基本的に所得の少ない方のところは無料にしていたと思いますが。

グループ:

伊丹市も無料だったのですか?

市長:

はい。これは国の制度でやりましたから。いずれにしましても、病気にならない為のワクチンにどこまで公費負担するのかということは国でもいろいろ議論されています。世界的に見れば病気になってから医療費を負担するより、病気にならない方が良いわけです。そういう面から予防のワクチン、健診という方にもう少し公費負担したらどうかという議論はされています。

グループ:

予防には保険がききませんよね。

市長:

ですからそれが医療費への問題としていろいろ言われているところです。ただ、国民健康保険などは特定健診ということで健診を受けていただくことを応援する。伊丹市でも人間ドックの助成対象を増やすとか、要は病気にならない為のワクチンとか健診とかに力を入れて、皆さんに元気でいてもらうことが市民国民の願いでもあり、医療費を抑えることにも繋がるという発想でやっていくべきだと思います。ただ、厚生労働省というか国のワクチン助成は世界レベルから見ると相当低いのが事実です。それは国の政策の問題で頑張ってもらわないといけないです。これまでは自治体が独自の施策として埋めているのですが、自治体も段々と財政が厳しくなってきて少しずつ見直しの動きが出てきているところもあるということです。

グループ:

県の管轄ですからと言われたから県に電話したら、「市町村ですから向うで聞いてください」と言われる。「市からこう言われたのですけど」と言っても「それは違うと思います」となり、結局はぐるぐる回されるだけで不信感に陥ります。

市長:

市民の方からすると、国も県も市も同じ行政ですから、おっしゃることはとてもよくわかります。先ほど言われた件は、市町村が市民に一番身近な自治体ですから責任を持ってやったらどうか?ということです。今言われている地域主権という考え方です。現段階では国と県と市が役割分担しているのですけど、結局は責任が曖昧になりたらい回しにされてしまう仕組みがおかしいのではないかと言われる一つだと思います。

グループ:

先ほどの特定疾患のことです。私はリウマチで月7万くらいの医療費を払っています。特定疾患の助成をいただけるのはありがたいけど、39000円までなので税務署の医療費控除の申告にも領収書を出さないといけないのです。特定疾患の領収書を病院に書いてもらい、それを市役所に出せと言われる。領収書を全部市役所に出してしまうと市役所がその差額を全額補助してくださるのならいいのですが、差額を今度は税務署に申告しないといけない。領収書は原本でないといけないと言われると、病院は病院で特定疾患の領収書に記入してしまうとそれが領収書になってしまうので2通は出してくれない。「市役所と税務署の両方に領収書がいるのですが、それをどうすればいいのですか?」と聞けば税務署の方は「それは市役所の対応です」と言われる。市役所の方は「それは出来ません。あくまでも領収書を市役所に出してくださいと」言われる。先ほどの話のように税務署と市役所と病院の間で私たちはどうすればいいのでしょうか?お一方窓口で熱心な方がおられて、税務署の方に聞いてくださいました。「特定疾患の請求をするのに他の市では領収証明書という形ですが、伊丹市は領収書となってしまうのでその辺りがおかしいのではないですか?」とお聞きしましたが「あくまで伊丹市はそういう形になっていますから領収書を出してください」とおっしゃるので検討をしていただきたいと思います。

市長:

それはちょっとおかしいですね。

グループ:

そうなのです。特定疾患の申請をするのに、領収書という形で病院の金額を2か月分まとめて書いてもらうのです。そうすると病院はこれが領収書と書いてあるので毎月の他の領収書は渡せませんということなのです。これを市役所に出してしまうと私たちは確定申告するときに税務署に出す分がなくなってしまいます。市役所に出してしまうので領収書が残らないのです。

市長:

それはちょっとどういう方法があるのか対応できるようにします。

グループ:

いろんな申請をするときに私たちはいちいち役所まで行くのは大変です。だから郵送とか、誰かに持って行っていただくという方法はできるのでしょうか。

市長:

今は委任で行っているところもあると思いますが、これからは代理人とか郵送とかインターネットのオンラインでするなどいろいろ考えていかないといけないと思います。

市長:

私が申し上げたいのは「皆さんの市役所」です。市民の皆さんに納めていただいた税金で運営している組織ですから、言っていただいたことを皆できるとまでは正直申し上げられませんが、言って頂いたことについては、できることは何でもやらないといけない。また、先ほどおっしゃっていた窓口の問題、市バスの運転の問題などは至急 その旨を指示します。領収書の1枚を2ヶ所に出せないというのももっともなことでそれはどこかの仕組みがおかしい。窓口がそう言っているとしたら仕組みを変えなくてはいけないと思います。それは税務署の方を変えてもらうのか、市役所を変えるのか、どちらかで対応をすればいいと思います。そういう制度の詳細については申し訳ないですが私は承知していません。だけど、皆さんがおっしゃったことはもっともなことです。市民の皆さんにご不便をかけ申し訳ありませんので、直せるものは直ちに直しますのでよろしくお願い致します。

グループ:

最後に災害時の避難場所の確保をお願いしたいです。私たちは床には座れません。ほとんどの方がイスとベッドの生活です。前に難病連の関係でお話したのですが「体育館に避難してください」と言われてもトイレも様式でないと使えないのでそういうところの配慮をお願いします。

市長:

はい。災害時に避難所に行くのも体の不自由な方は大変だと聞いています。地域の中で助け合いの仕組みを作るということもやっています。避難所もいろいろな病気をお持ちの方もおられますので。どこまで出来ているかということはありますが、できるだけの努力はしないといけないと思います。

グループ:

ありがとうございました。

お問い合わせ先
市民自治部まちづくり室 まちづくり推進課
〒664-8503 伊丹市千僧1-1 (市役所1階)
電話番号072-780-3533 ファクス072-784-8130

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