9章 おわりに

更新日:2021年03月31日

1,対話を通じて対話の場の必要性を共有できた

私たち「つくる会」の委員は、これまでそれぞれの立場で地域活動、市民活動などに参加してきました。そして、その中でつちかわれた多様な考え方を持ってこの「つくる会」に参加し、立場や考えの違いを尊重しながら対話を重ね、この提言をまとめました。

一人ひとりの委員は、対話の中で多くの活動を知り、まちづくりに対する思いを共有することができました。多様な市民の視点で、まちづくりを考えることの大切さを学び、またこれまでの地道なまちづくりの活動によって積み上げられてきた成果を踏まえて、新しい参画・協働の仕組みを考える必要があることを実感しました。そして、市民の意見を聞くために開催した「市民報告会」(参考資料3)も、多くの市民の参加を得て、率直な意見交換ができました。その結果、提言の中身について、参加者の賛同をいただいたものと考えています。

これらの経験を通じて、あらためて、多様な考えを持つ市民が対話していくことの必要性を共有することができました。

こうした私たちの経験をより多くの市民の方々と共有するためにも、この提言を読まれる多くのみなさんとともに、新たな対話の場をつくり、積極的にまちづくりを行なっていくことが重要であると考えます。

2,「まちづくり基本条例」に期待すること

「つくる会」は、委員が主体的な運営を行い、意見の取りまとめなどに苦労しながら提言づくりを行なってきました。

この約一年にわたる取り組みで、委員は市民自治への意識が高まり、まちづくりへの参画と協働の試みが始まっています。

今後、まちづくり基本条例が制定されることによって、「つくる会」が実践してきた参画と協働のまちづくりの輪がさらに広がり、真の市民自治につながると私たちは確信しています。

そして、大切なことは、まちづくり基本条例を制定することが終着点ではなく、そこからが出発点だということをきちんと捉え、市民も行政も「参画・協働」の立場でまちづくりに取り組んでいくことです。私たちは、その立場から、行政が条例に基づく施策を展開していく過程を見守り、真の市民自治が実現するよう、この条例を育てていきたいと思います。

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