現在の位置

平成27年度愛知県豊橋市・犬山市

1.視察出張委員
 委員長   吉井 健二        委 員   保田 憲司
 副委員長  西村 政明         〃    佐藤 良憲
 委 員   服部 好廣           〃    山本 恭子
  〃    林   実              〃    杉   一
  〃    山薗 有理            〃    山内  寛
            

2.視察都市  愛知県豊橋市、愛知県犬山市
3.視 察 日  平成27年8月17日(月)~8月18日(火)
4.調査事項  下記報告のとおり
       


8月17日 13:00~ 愛知県豊橋市
<シティプロモーション事業について>

初めに、古関 充宏 豊橋市議会議長よりあいさつ・市の概要の説明の後、吉井委員長よりお礼のあいさつがなされた。
その後、シティプロモーション推進室から説明がなされた後、質疑応答がなされた。
<説明の概要>
●他市から豊橋市はどのようにみられているか
 豊橋市を知っている→94%
 豊橋と聞いて、特に連想するものがない→69%
 市民は豊橋市をどのように感じているか
 豊橋に愛着がある→81%
 豊橋を自慢できる→55%

●シティプロモーションとは「地域の魅力を創造し、それを広めることで地域イメージをブランド化すること」
 豊橋市は愛知県第2の都市、東三河の中心都市として発展
 ・豊かな自然・恵まれた地理特性・バランスのとれた産業・歴史と伝統ある文化
 住民が自治体を比較・選択する時代、だからシティプロモーションが重要である。
●豊橋市のシティプロモーションは「自立した魅力溢れる都市」の実現を目指す。
 「対内投資」「交流人口」「定住人口」の増大を図ることで、人、もの、情報の流入を促す。

●シティプロモーション活動を推進するために
 ・豊橋市シティプロモーション戦略ビジョン(平成21年)
 →シティプロモーションに関する本市の基本的な考え方と戦略の基本的方向を示す戦略ビジョンを策定。
 ・シティプロモーション推進計画
 「ええじゃないか豊橋推進計画」(平成22年)
 豊橋市シティプロモーション戦略ビジョンの実現に向けたアクションプランとして策定。
 ・シティプロモーション推進室の設置(平成23年)

●ええじゃないか豊橋推進計画
 1.アイライブとよはし運動の展開
 2.とよはしイメージアップ大作戦の展開
 3.計画推進に向けた「広報戦略」と「推進体制等」
 ・4つのコンテンツ
 450年以上続く豊橋発祥の「手筒花火」
 総合動植物公園「のんほいパーク」
 90年間、市民に親しまれている「路面電車」
 豊かな農産物「とよはし食文化」

●官民協働の「ええじゃないか豊橋推進会議」
 ・豊橋市の官民一体となったシティプロモーション活動を促進させることを目的として設置された組織。

●シティプロモーション事業補助金・認定事業の募集

●豊橋市プロモーションビデオの活用
 ・首都圏でPR「アルタ、映画館でPV」

<質疑応答>
問)年間の予算はどれくらいか。
答)1300万円程度である。あまり大きな事業は組んでいない。

問)アルタや映画館でのPVはどれくらいかかったのか。
答)2つ合わせて200万円弱である。このような活動を1回で終わらせず、継続的に続けていきたい。今回新宿で配布されるタウン誌の1ページに豊橋の特集を組んでもらった。

問)その1000万円ほどの額に人件費は含まれるか。
答)人件費は含まれていない。

問)コンテンツを決めてそのコンテンツを長く継続してPRしていくのか。
答)コンテンツを中心にすることは考えている。その手法を色々考えるというのが役
割だと考えている。ただこのPRの効果検証が非常に難しい。

問)コンテンツを絞る過程はどのようなものか。
答)ええじゃないか推進会議の中で、民間の意見を取り入れながら決定していった。

問)手筒花火はどこで行っているのか。火薬の量はどのくらいか。
答)神社など各地で行われている。火薬の量は様々で、花火を上げるのに資格はいらない。 
問)シティプロモーションの専門の課をつくり、専門の職員でなく一般の職員だからできたということがあれば聞きたい。
答)一般の職員だからできたというよりは民間の方とパイプができたことが非常に大きい。この業種では民間と接点があることが少ない。色々な意見を聞きながら柔軟な発想で業務を行うことが大事である。

問)海外の観光客に対してどのようにPRするのか。
答)インバウンドは最重要項目である。外国人が豊橋のホテルに多く宿泊する。しかし、宿泊のみである。この方々を夜や次の日に観光めぐりができるプランを考えなければならない。留学生などにSNSで情報を発信してもらったり、海外にいる豊橋にゆかりのある方に情報発信をしてもらうことを考えている。

問)免税ショップを増やしたりしないのか。
答)そのようなことも考えている。

問)自然海岸が残っているのか。
答)表浜海岸は自然がとても残っており、アオウミガメも来る。今後のプロモーションでの活用が考えられる。

問)マラソン大会は民間と共催か。また、路面電車のビール電車とはどのような企画か。路面電車は民間か。
答)共催である。路面電車の中で、飲み放題でやっている。電車をそれ専用に作り変えている。トイレがないので、休憩時間をつくっている。毎週土日やっている。今は人気で予約がなかなかとれない。弁当付きでビールが飲み放題である。路面電車は民間である。
 
問)小・中・高などの学生とプロモーションの関係はどうか。
答)まずは郷土学習が大事だと考えている。小さい頃から豊橋に愛着をもってもらうことが大事である。

問)海産物や農産物で特産となるものはないのか。
答)あるが、ほとんど市外で売られる。市民はあまり地元の農産物などを知らない。

8月18日 10:00~ 愛知県犬山市
<歴史資産を活かしたまちづくりについて>

初めに、吉田民生文教委員会委員長よりあいさつの後、吉井委員長よりお礼のあいさつがなされた。
歴史まちづくり課より説明と質疑応答がなされた後、城下町の状況を視察した。
 
<説明の概要>
●犬山城下町の概要
 歴史的・文化的価値の高い町割、町家、木戸跡などが数多く残されている。現在は、年間500万人の観光客が来訪する国際都市として全国に知られるようになった。

●市民のまちづくり拠点施設
 ・どんでん館(中本町まちづくり拠点施設)
  13輌の車山のうち4輌の車山を収納
  住民が集える和室や、住民が活動や交流を行う「活動室・交流サロン」を設置し、住民の交流を目的としている。
 ・磯部邸
  母屋の2階和室、奥土蔵、展示蔵をギャラリー等として利用している。

●景観保護の取り組み
 ・平成5年に犬山市都市景観条例制定、平成6年に犬山市都市景観基本計画を策定
 ・平成17年に景観団体となる。
 ・平成20年に景観条例及び施行規則施行。犬山市景観計画の告示。

●都市計画道路の計画変更
 ・平成12~13年に城下町のまちづくりの方向性が「都市計画道路を拡張しない」ということで決定し、「歴史のみちづくり整備計画」及び「市街地活性化基本計画」を策定。また、地区内のまちづくりコンセプトを「歩いて暮らせるまち・歩いて巡るまち」とし、城下町の景観に合ったみちづくりを展開していくことになった。
 ・平成17年~ 電線類地中化・道路美装化整備を実施。

●名古屋鉄道とのタイアップ
 ・名古屋鉄道と犬山市が協力し、国宝犬山城等の犬山の魅力を「まち歩き」の観点から、楽しみ方を提案した、「犬山キャンペーン」を平成19年より開始。関西圏・首都圏へ犬山市をPR

●犬山市歴史的風致維持向上計画の認定
 ・平成20年5月に制定された「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」に基づき、犬山固有の歴史的風致の維持及び向上を図るため、「犬山市歴史的風致維持向上計画」を策定し、平成21年3月に国の認定を受けた。

●犬山市の重点区域、重点区域における実施事業
 ・重点地区は国宝犬山城及びその城下町を中心とした地域
 ・重点地区では、景観形成助成事業や防災公園・環境駐車場等整備事業などを実施

●今後の課題
 ・城下町地区の町割りや歴史的建造物を残しながら、防災機能及び交通機能(観光駐車場)の向上を図る。
 ・城下町の町並みを守ることや犬山祭の存続にも理解がある定住者をいかに増やしていくかが課題。理解ある定住者が増えることが、防災や防犯につながる。
 ・景観阻害物件への対応。
 ・都市計画道路の見直し。歴史的町並みの連続性を鑑み、課題整理、見直し方針の検討。

<質疑応答> 
問)都市計画道路についてもう少し詳しく教えてもらえるか。
答)お城の前から南北に16メートルの道路が計画されていた。この計画を見直す時期に、今の町並みが壊れてしまうのではとの意見があった。そこで住民との話し合いを行った。現状は6~8メートルほどの道路である。そこで新たな町並みをつくるのか、現状の町並みを維持しつつ風情あるものにするのかを検討した。

問)長さはどれくらいか。
答)600メートルくらいである

問)歩行者天国にすることもあるのか。
答)一定の期間は歩行者天国にしている。通常は一方通行にしており、いわゆるユニット規制をしている。

問)城下町以外の都市計画道路も城下町上の道路とまとめて見直すのか。
答)まとめて見直しを行う。

問)6メートル程度の道路となると自転車との関係もあると思うがその辺りはどのように整理しているのか。
答)生活道路としての位置づけとなるので、通過交通としては別の道路を設けるということで整理している。

問)風致地区ではどのような取り組みをしているのか。
答)計画は歴史的風致維持向上計画をつくっており、規制については景観条例で担保している。

問)国などの補助はどうなっているのか。また額はいくらか。
答)平成8年の町並み環境整備の際から補助がでている。事業費ベースで年間1億円程度補助があった。

問)課題で高齢化が進み、人口が減少しているとあったが、子どもへの郷土教育の状況と、子育て世帯への取り組みはどのように行っているか。
答) 子ども達への犬山の教育はかなり盛んにやっている。子育て世帯ももちろんだが、まちづくりの観点からは定住促進に力を入れている。具体的には同居のためのリフォームに一定の補助をするなど定住促進事業を行っている。まず、地域で育った方に犬山に住んでもらうということが重要であると考えている。

問)鵜飼事業の状況はどうか。
答)船頭が足りなくて厳しい状態である。

問)町家の保存はどのようにしているのか。
答)いくつかの取り組みを複合している。文化財としての改修補助や、テナントとして利用する場合は空き店舗としての補助をだすなど、複合的な市の補助を活用してもらい、改修して使用してもらっている。

以 上

 

お問い合わせ先
市議会事務局
〒664-8503 伊丹市千僧1-1(市役所2階)
電話番号072-783-1344 ファクス072-784-8092

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