現在の位置

平成27年度静岡県磐田市・愛知県豊田市


1.視察出張委員
 委員長   篠原 光宏        委 員   川井田清香
 副委員長  山薗 有理         〃    山本 恭子
 委 員   小寺 秀和         〃    戸田 龍起
  〃    高塚 伴子         〃    加柴 優美
  〃    大津留 求              
          
2.視察都市  静岡県磐田市、愛知県豊田市
3.視 察 日  平成27年11月11日(水)~11月12日(木)
4.調査事項  下記報告のとおり

       


11月11日 13:30~ 静岡県磐田市
<議会報告会について>

初めに、鈴木磐田市議会副議長よりあいさつ・市の概要の説明の後、篠原委員長よりお礼のあいさつがなされた。
議会報告会の映像を見た後、事務局から説明がなされ、質疑応答がなされた。最後に、山薗副委員長よりあいさつがなされた。
<説明の概要>
●開催根拠・議会報告会準備
 議会基本条例第7条が根拠
 検討組織は広報広聴委員会

●周知方法として一番効果があったのは自治会回覧である。

●議会報告会当日の内容
 開会、議長あいさつ、班長あいさつ、議員紹介(10分)
 平成26年度決算、常任委員会報告(20~30分)
 報告に対する質疑応答、意見交換(60分)
 閉会、議場見学

●役割分担
 委員長(班長・あいさつ・報告・答弁)
 副委員長(副班長・司会)
 委員(記録・答弁)
 議長(あいさつ・答弁)
 決算委員長(報告・答弁)
 各委員長(答弁)
 広報広聴委員会(会場案内、マイク)
事務局(会場設営、会場案内、ビデオ、録音、写真、記録、駐車場、議場見学)

●議会報告会当日
 ・質疑、意見交換の方法
  1.より多くの参加者の意見等を聴くため、原則1人1項目とし、氏名・住まいの地区を発言してもらう。2.答弁については、基本的に所管委員長又は正副議長が行う。3.議会報告会は、議会という機関で行う報告会であるため、個々の意見を述べることは原則控える。
 ・配布物
  共通資料、常任委員会報告資料、アンケート用紙、鉛筆(返却)、プロジェクターによる投影はなし
 ・記録方法
  録音、写真撮影、ビデオ撮影、要点筆記

●議会報告会後
 ・会議録の作成
  会議録(全文)、実施報告書(開催概要、意見交換、アンケート集計結果)

●成果と課題
 ・成果
  1.議会活動を市民に直接報告できる仕組み、議会が市民の意見を聞く仕組みができあがった。2.課題を発見・分析し、政策研究へつなげるヒントとなった。3.事前準備や資料作成に携わり、勉強になった。4.議員が一体となって取り組むよい機会となった。
 ・課題
  1.会場や時間帯については毎回変更して常に研究している。
  2.市政懇談会との違いをどのようにだすかが問題。
  3.参加者の減少や固定化(青年・女性等の参加)がある。


<質疑応答>
問)市政懇談会等との違いという観点だが、執行部に対して行う要望を議会報告会で質問があった場合答弁はどのようにしているか。
答)最初にやったときは要望ばかりになるのではとの不安から報告内容だけの質疑にしたが、結局要望が出た。そこで近年は、要望があった場合、司会者が「ご要望として承ります。では次の方」というように報告会を進めている。

問)平成24年度開催時にはパワーポイントを使用していたが昨年度から使用していないのは何か理由があるのか。
答)会場が違うので、設備に時間がかかるというのが一つ。また、ほとんどの方が手元の資料を見ているということがあった。変更した際のアンケートで、一番多かったのが、資料が必要で投影不要であった。資料が不要で投影が必要は3%であった。この結果から、資料があれば投影がなくても大丈夫であるという判断にいたっている。

問)手話通訳を昼の部だけにした理由は。
答)もともとは本会議を傍聴したいという声があった。その際に議会報告会にも参加したいという意見があり、団体の方から日時を決めてもらったらその時間に行くということを言われた。そこで特定の日程で手話通訳を行うこととした。

問)常任委員会ごとに報告しているが、テーマの設定は議会がするのか。委員会がするのか。
答)人数のバランスでは3班に分かれるのが多かった。過去はどの常任委員会のメンバーも各班に分けた。しかし、新人の議員が多いところとベテランの議員が多いところの偏りができた。今回初めて常任委員会ごとの報告会とした。委員長の責任でやった。

問)開催場所の決定方法は。
答)過去に地域を分けてやったので、今度は市の中心部だけでやってみようということになった。一度試してみたが結果参加人数が少なくなった。細かくするのは大切だが、細かくしすぎると地域要望ばかり出てくるという問題もあり手探りの状態である。

問)常任委員会別に報告会すると、市民としては自分の聞きたい案件がどこの常任委員会でやっているかわからないということになるが市民の反応はどのようなものだったか。
答)課題に若者と女性の参加があるが、テーマをはっきり決めることでそのテーマに興味のある方に来てもらおうと考えた。子育てなら子育てということということである。
 
問)託児についての取り組みはどうか。
答)託児はやってないので今後の課題である。

問)土日に開催日を設定した理由は。
答)平日の夜に何回もやるという意見もあるが、会派の報告会もやっているなかであまりに細かくやるのはどうなのかという問題もあった。そこでチャレンジとして今回は常任委員会ごと、1日のみで場所は市役所だけということを試した。

問)議会報告会にかかる費用は。
答)1回あたり約100万円である。手話通訳が1万3千円。チラシ等が4万円。会議録のテープ起こしや議会報告会のための広報広聴委員会の会議録などで30万円。インターネットの録画放送が3万2千円。事務局の人件費が200時間程度と考えて60万円ほどである。

 
11月12日 10:00~ 愛知県豊田市
<議会報告会について>

初めに、松井議員よりあいさつの後、篠原委員長よりお礼のあいさつがなされた。
その後、説明、質疑応答がなされた。

<説明の概要>
●改革の取り組みの経緯
 平成3年頃、各会派及び議員で勉強会→一連の取り組みのきっかけに
 平成3年~9年度の取り組み→タイムリーな市民への情報提供
 1.広報とよたから議会だよりを独立(平成4年)
 2.CATVによる議会中継(平成6年)
 3.市のホームページに議会情報を掲載(平成9年)
 平成10~11年度の取り組み
 全国市議会議長会の「地方分権と市議会の活性化に関する調査研究」を契機に、更なる議会活性化の機運が高まる。
 1.傍聴者への資料提供
  一般質問一覧表などの配布、手話サービスの実施
 2.議会の情報公開
  豊田市情報公開条例制定、豊田市議会情報公開規程制定
 平成12年~14年度の取り組み
 1.政務調査費条例を制定 交付額は現在53万円/年、交付規則、規定も合わせて制定
 2.議員定数条例を制定 平成27年4月から定数は45名
 3.更なる市民への情報提供の充実として、FMラジオでの議会中継、CATVの充実、ホームページのリニューアルを行う。
 平成15年~17年度の取り組み
 1.一般質問での一問一答・対面方式の導入
 2.議員費のあり方を検討
  議員の報酬については議員の専門職化、専業化が進む中で適正な報酬を考えるべき。政務調査費については現状維持とし、費用弁償は廃止とする。
 平成18年度~
 1.市民への情報提供の充実
 H18 インターネットによる議会中継(録画)
 H20 FMラジオにおける議会啓発番組開始
 H21 議員の顔が見える傍聴対応として傍聴席にテレビモニターを設置
 H24 ホームページをリニューアル

●議会活性化推進特別委員会
 平成25年度の取り組み
 1.地域市議会報告会の検証及び評価、議員定数等の整理
  開催地周辺における広報活動の充実、実施方法の検討、周知方法の検討、報告テーマの選定、事前質問の実施など
 2.定数を1名減の45名とする。
  市内各種団体との意見交換会、アンケートの実施など
 平成26年度の取り組み
 常任委員会などの設置方法、議員提出条例、定例会の回数・会期などを研究し、その結果現行どおりとなる。

●地域市議会報告会の過去の内容
 平成23年度
 1.10月22日(土)午後1時~2時30分 参加人数107人
 2.11月19日(土)午後2時~3時30分 参加人数60人
 開催概要は、9月定例会報告、質疑・意見交換、議会活性化の取り組み
 平成24年度
 1.11月3日(土)午後2時~3時30分 2会場同時開催
  参加人数130人、84人
 開催概要は、9月定例会報告、質疑・意見交換
 平成25年度
 1.4月14日(日)午後2時~3時      参加人数52人
 2.4月21日(日)午後2時~3時30分   参加人数111人
 3.11月9日(土)午前10時~11時30分 参加人数50人
 4.11月9日(土)午後2時~3時30分   参加人数39人
 開催概要は、定例会報告、質疑・意見交換、議会活性化の取り組み
 平成26年度
 1. 4月 5日(土)午後2時~3時25分    参加人数62人
 2. 4月12日(土)午後2時~3時40分    参加人数42人
 3.10月25日(土)午前10時~11時25分  参加人数109人
 4.10月25日(土)午後2時~3時35分    参加人数69人
 開催概要は、定例会報告、質疑・意見交換

●議会報告会の準備について
 開催場所、回数は市内を12地区に分けて順次開催し、年4回としている。1期4年で全地区実施の方針。所要時間は、1時間30分予定。各委員会5分、予算決算委員会については、10分を目安にしている。
 報告内容の決め方は、予算案件、決算案件を中心に、委員会の審議状況を報告。報告は委員長報告を中心として、委員長と事務局とで資料作成をしている。
 出席議員の決め方は、議会運営委員会が統括しており、予算決算委員会をのぞく委員会から担当委員を決め、日程調整や準備をそれぞれの委員会に割り振ってその委員が準備し出席する。
 次第は例年にならって事務局が作成。配布資料は、委員長と事務局の担当者で作成。
 説明をするのは各委員会の委員長、同日開催や都合が悪い場合は副委員長
 周知や参加者集めの方法は、議会だより、チラシ・ポスターを作成し公共施設や議員が個人で配布、自治会の回覧がある。
 報告会の流れは司会進行で始まって、議長のあいさつ、司会から全体の流れの説明、委員会の報告、休憩(質問用紙の回収)、委員長から回答、意見交換という流れ。
司会、挨拶、説明、質疑応答、記録、写真撮影、受付、誘導、会場設営は全て議員が担当。
 回答で中立性が問題となったことはない。
 記録係が写真やICでの録音を行っている。
 会議録は作成していない。参加者アンケートをまとめて、その抜粋を議会だよりに掲載している。

 

      

<質疑応答> 
問)開催の日時や曜日について、主に土曜の午後2時からが多いが、若い人に来てもらう工夫や議論があったか。
答)平日の夜だと仕事がある人が多いということと、2時間程度開ける会場を確保することが難しいということがある。土日が一番来やすいということで委員会でも日程調整している。若い人に来てもらう工夫についてはかなり難しいと感じている。議会に興味を持ってもらう取り組みとして、市民シンポジウムを開催し、講師の方を招いて講演を行っている。まずはそこから、少しでも議会に興味を持ってもらうよう努力している。

問)チラシやポスターは何枚程度つくったか。
答)昨年度はチラシを3000枚、ポスターを200枚作成した。
  平成25年より前は庁内印刷をしていたが、25年度以降外部委託に変更した。
  ポスターも基本的にはチラシの表面と同じデザインとしている。

問)事前に質問用紙を配布しているが、攻撃的な内容の質問に対する調整はどのようにしているのか。
答)過去にそのような事例がない。そのようなことがあれば、司会や正副議長からやんわり回答してもらうことになると思う。司会を期の長い方にしてもらいそういったことに柔軟に対応してもらうことが大事である。

問)質問用紙は匿名で行っているのか。
答)質問用紙は名前の記入欄はなし。手を挙げて質問してもらう時には町名や名前を言ってもらうことにしている。このような方法をとったのは、大勢の中で質問する方が少なかったため。質問の呼び水という意味合いがある。

問)質問の内容は、報告内容についてのものか
答)様々である。要望であれば、要望として受けますとの回答をしている。

問)質問については、報告内容に限っていないのか。
答)限定していない。議会報告会の目的が市民参画にあるので、議会報告会の中で、市民との意見交換も行いたいということがあった。

問)年4回開催するとなると、各委員長は4回全て出席するのか。
答)全て出席する。

問)託児や手話通訳はあるか。
答)議会報告会はない。シンポジウムについては手話通訳を行っている。

問)報告内容については、時間の関係上市民が興味のあることを報告していくことになると思うがどういったことを報告しているのか。
答)最近の報告会では個人番号の関係や、学校や子ども関係などをピックアップすることが多い。

問)どういった内容について聞きたいかということをアンケートで聞いているか。
答)今後聞きたい内容は聞いている。昨年の回答では市民の安全・安心や災害対策といったアンケート結果が多かった。しかし、報告内容が議案の審議の状況になるので、必ずしもそのようなテーマが報告に含まれるということではない。

問)報告内容の作成はどのようにしているのか。
答)内容は委員長報告が中心であるので、委員長が主に作成している。事務局は補助的立場。

問)開催は土日だが事務局も何人かは参加しているのか。
答)2名参加している。

問)回数を重ねて市民に変化はあったか。あるいは、議員側で変化はあったか。
答)市民の大きな変化というのはなかなか難しい。議員側については、議会報告会が委員長報告をもとに行われることから、委員長報告を作成する視点が市民に向けたものになってきたという変化は感じる。

問)若い方たちを呼ぶためどのような方策をとっているか。
答)正直難しい。ただ、若い方が会場にいないから議会報告会が必要ないというわけではない。若い方は会場に来なくても色々な媒体で情報を得ている。何か興味がある案件があった時に、話を聞ける場があるということが大事だと考えている。

問)平成23年から議会報告会を行っているが、投票率に変化はあったか。
答)投票率は64%だが、豊田市は特殊なところがあり、企業の力が強い。市民意識調査では、選挙に行く人が多いが、議会に関心がある人は少ないというギャップがある。あまり、投票率は指標になりにくい。

問)報告会でのアンケート結果の公表方法と議会報告会にかかる費用はどのくらいか。
答)報告会でのアンケート結果は、議会だよりにおいて一部を掲載している。議会報告会の費用は、チラシ・ポスターで約25万円である。他に大きな費用はかかっていない。

問)議会費として計上しているのか。
答)毎年議会費として予算要求している。

問)議会報告会のために議運が開かれる回数はどのくらいか。
答)パターンが決まっているので担当決定する1回+1回の2回程度である。

以 上

 

お問い合わせ先
市議会事務局
〒664-8503 伊丹市千僧1-1(市役所2階)
電話番号072-783-1344 ファクス072-784-8092

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