親学サロン 「小学1年生!三密を避ける生活が続く中での子育て」

更新日:2023年05月24日

「親学サロン」とは


『親学サロン』は、2017年からスタート。身近なエピソードを題材に、親同士、地域の方と一緒に、子育ての悩みについて話し合っています。解決のヒントを得て、自信を持って家庭教育ができるように、楽しく「親学習」する場です。

テーマ ハルコ先生に聞く!子どものほめ方・叱り方 2019年2月15日(金曜)実施


講師:元小学校長 山形 晴子さん

子どもが大きくなるにつれ、「毎日ささいなことで叱ってばかりで疲れてしまう。」「どんな言葉をかければいいのかわからない。」などの悩みを持たれる方が多いのでは・・・子どものほめ方・叱り方について、ハルコ先生のいろいろな失敗談や、絵本の朗読を通したお話から、こどもの心を理解し子どもの成長にあわせた「ほめ方・しかり方」を学びました。

 

親子で絵本

ハルコ先生に聞く!小学1年生!三密を避ける生活が続く中での子育て

 

自粛生活の中、子育ての迷いや心配事があっても、友人との交流もままならず、相談できず不安な気持ちがあったことと推察します。今年、小学1年生になられるお子様を持つ保護者の中には、とまどわれた方もおられたのではないでしょうか。一番気になるのが、学力のことではないでしょうか。そこで家庭で基礎学習をサポートする方法を一緒に考えてみましょう。

学習面のサポート
1年生は、初めは平仮名、数の数え方や計算と、他の教科も含めて基礎的なことを学びます。家でも丁寧に基礎学力を育ててほしいと思います。
まず、今日学校で習った平仮名、数の事をしっかり復讐させましょう。学年が進んでも続くといいですね。
(家での復習の工夫)
・子どもが先生、親が生徒になって、先生に質問することで、間違えそうな所を正しく理解させる。
・数については、お手伝いをとおして・・・「上から何番目の引き出しにある〇〇を持ってきて・・」「5人分のお皿を用意して・・」など、まず5までの暗算を十分理解させ、10へ進んで下さい。

生活面でのサポート

1年生は、集団生活のルールについても学習します。
私たちを取り巻く社会は、めまぐるしく変化していくと予想されます。物事に関心を持ち柔軟な心で何事にもチャレンジ精神を持ってひたすら生きていく。そんな人を育てたいと痛感しています。
子育ては「ほめる、叱る」が大切です。「ほめる」と「おだてる」は違います。苦手な事を克服した時は「よかったね。頑張ったね」が何よりのほめ言葉です。「叱る」と「けなす」はどうでしょう。考えてみてください。注意したくなった時、一呼吸おく事も大事です。
子どもは群れ遊びを通して創意工夫し、ケンカすることで譲り合いを学び、そうして知性、感性、理性の芽が自然と育まれます。しかし現在は三密を避ける生活が優先されます。
こんな時だからこそ、絵本(本)を読むことを取り入れて下さい。子どもの感性を刺激し表現力へ繋がるヒントがあるかもしれません。読み手、聞き手を互いに交代するなど工夫して楽しんでください。
抱っこされたり横に座ったり体のぬくもりを感じながら受け取った本の世界は、大事な宝物ではないでしょうか。
子どもとは一生、親と子の関係です。温かく、時には厳しく育てましょう。(特に命は大切に・・)

 

この記事に関する
お問い合わせ先

教育委員会事務局生涯学習部公民館
〒664-0015伊丹市昆陽池2-1
電話番号072-784-8000 ファクス072-784-8001