現在の位置

猪名野神社 3棟

県指定重要有形文化財(建造物)に指定されました

県教育委員会は、令和2年3月13日、猪名野神社本殿と拝殿を繋ぐ幣殿の計3棟について、大規模な建物が複合的に連なる形式が貴重であると評価され、「県指定重要有形文化財(建造物)」に指定しました。

猪名野神社の本殿は、隅木入春日造本殿の中世末期に始まる多様な形態を示しており、近衞家の援助を背景とするこの地域の歴史を示す上で重要な遺構であり、拝殿と幣殿は、近世に入ると増える複合社殿の形式をしだいに整えていったこと、伊丹郷町の祭礼形式を伝えている点が評価されました。

 

猪名野神社

猪名野神社は、江戸時代に「野宮(ののみや)」「天王宮」「牛頭天王(ごずてんのう)宮」などと呼ばれ、伊丹郷町の氏神でした。明治時代から、主祭神は素戔嗚(すさのお)神です。

明治2年(1849)の神仏分離で「野宮牛頭天王」を、現在の社名「猪名野神社」に改めました。

境内は、本殿・拝殿・幣殿を中心として、周囲にいくつかの摂末社、神輿蔵、社務所を配しています。近世、伊丹郷町の酒造家・町人等が寄進した燈籠・碑や算額、絵図など、伊丹の歴史を語る上で必要不可欠な遺産が数多く残されています。

猪名野神社拝殿

猪名野神社拝殿(正面より)

 

本殿

隅木入春日造で、高い切石積み基壇上に建ち、春日造りとしては大規模な社殿です。貞享2年(1685)に建立されたことが棟札からも明らかで、保存状態が良く、技術的にも上質で、伊丹郷町の領主であった近衞家による援助で極めて良質な檜材を用いていることが特色です。

本殿(左)・幣殿(右)

本殿(左)・幣殿(右)

拝殿

正徳4年(1714)に再建され、寛政5年(1793)頃に大きな改修が施されています。向唐破風造の向拝が取り付く中央間は最も広くとられ、縁を設けず、床板の前半分が取り外せ、その下に床板を張って、祭礼時に神輿を安置できるようになっています。

 

拝殿

拝殿

幣殿

文政10年(1827)頃の建設と推測され、桁行四間、梁間一間の規模で、拝殿背面に接続します。

地図情報

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お問い合わせ先
教育委員会事務局生涯学習部
社会教育課文化財担当
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所4階)
電話番号072-784-8090 ファクス072-784-8083

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