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秋季企画展「収蔵品展第2期~絵はがきや鳥瞰図に見る旅の魅力~」

本展では、伊丹市稲野地区に在住していた漫画家・小寺鳩甫(1889~1962)が収集し、近年に鳩甫のご遺族から寄贈して頂いた、主に大正時代から昭和20年代にかけて作成された絵はがきや鳥瞰図の中から「旅」に関するものを中心として、従来より当館が所蔵している資料と共に展示します。また、鳩甫の「クロッキー帳」(スケッチブックの一種)や、鳩甫と長男との触れ合いを描いた「絵日記」(いずれも伊丹市立美術館より借用)をあわせて展示します。

その他、伊丹市交通局が本年で事業開始70周年を迎えたことを記念し、館蔵の同局関係の資料と共に、70周年記念グッズの「市バストミカ」(いすゞ製路線バス「エルガ」<型式:2DG‐LV290N2>を忠実に再現。全品完売につき当館や交通局他での販売はありません)や、市バス関係の資料を借用した上で展示します。

  • 開催期間  10月5日(土曜)~11月24日(日曜)<毎月曜・月末日休館>
  • 開催場所  博物館1階特別展示室
  • 入館料   無料

展示資料のご紹介(一部)

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大正中期から昭和20年代にかけて1,600枚を超える鳥瞰図を描いた、著名な鳥瞰図絵師・吉田初三郎(1884~1955)による「伊丹市鳥瞰図」(昭和28年発行、館蔵)。現在も初三郎の鳥瞰図は愛好者が多いようです。本展では初三郎以外の画家が描いた鳥瞰図を数点展示しますので、絵のタッチの差を見比べてみてはいかがでしょうか。

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小寺鳩甫肖像写真(京都精華大学国際マンガ研究センター提供)

小寺鳩甫は明治22年(1889)に大阪市北区に生まれました。鳩甫は16歳で画家に師事して才覚を伸ばし、19歳の時に、最初の仕事として風刺漫画雑誌『大阪パック』に作品を寄せました。大変好評であったことから、大正14年(1925)から昭和13年(1938)にかけて、先述の『大阪パック』の主筆を務めたほか、『コドモアサヒ』や『週刊朝日』への連載、『郷土研究上方』(大阪を中心とする地域の風俗、習慣、文芸や芸能等の研究誌)に挿し絵や漫画を寄稿するなど、多忙な日々を過ごしました。

 

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稲野住宅地は稲野駅が開設された大正10年(1921)から4年後の大正14年に開発が始まりました。総坪数は22,000坪で、碁盤目状に分けられた区画に和風住宅が建ち並ぶ町並みが形成されました。計画当初の資料によると、分譲された半数以上が土地付住宅であったようです。

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鳩甫は昭和11年に現在の伊丹市稲野地区に居を移しましたが、その頃に地元から依頼を受けて「稲野住宅地区旗」のデザインを担当しました。この絵はがきは、それに合わせて作成されたと考えられます。

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この絵はがきに写された6200形は、明治30年(1897)からイギリスで製造されたテンダー式蒸気機関車(注)です。東海道線で急行列車をけん引するなど、明治後期を代表する蒸気機関車で「ネルソン」と呼ばれ親しまれました。

(注)機関車本体の次に燃料(石炭や木材等)と水を積んだ「炭水車(テンダー、Tender)」を連結したもの。

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北摂の長尾山山中に「新花屋敷温泉」(現存せず)を開設した大阪の実業家らは、最寄りの箕面有馬電気軌道の花屋敷駅(現阪急電鉄宝塚本線の雲雀丘花屋敷駅)からのアクセス用として、昭和3年(1928)、同温泉までの間に、日本初となる「無軌電車」(注)を開業させました。しかし利用者数が伸び悩んだため、同7年に廃止されました。

(注)道路上に張られた架線から、車両の屋根に設けたトロリーポールで受電し、車両に搭載したモーターを駆動させて走行するもの。現在の法律用語では「無軌電車」、一般にトロリーバスともいう。

企画展関連行事のご案内

ア. 講演会「"乗りもの"の資料とのつきあい方」

現代の「旅」に欠かせない"乗りもの"である、鉄道に関係する資料の収集や整理等について講師が講演します。講演終了後、パネルディスカッションを行います。

1)開催日時    10月19日(土曜) 14時~16時
2)講演会場    ラスタホール(伊丹市立生涯学習センター)
3)参加者数    100名(先着順)
4)参加方法    事前申込制。10月1日(火曜)午前9時より博物館への電話で受付
5)参加料     100円(資料代)
6)演題・講師   

「の・り・も・の資料を集めて、伝える」
(公財)交通文化振興財団交通資料調査センター センター長  川端英登氏

「収集と整理に追われる鉄道趣味」
鉄道友の会京都支部  副支部長  島本由紀氏

イ.展示ギャラリートーク

展示資料について展示担当者が解説します。

1)日時      10月26日(土曜) 及び11月23日(祝・土曜) 16時~16時30分
2)会場      博物館1階特別展示室入口前付近
3)参加方法    自由参加制
4)参加料     無料

ウ.Nゲージ鉄道模型運転会(写真は会場イメージです)

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当館が所蔵している、昭和40年頃の国鉄伊丹駅を想定したNゲージ鉄道模型ジオラマ上にて、参加者に模型列車を運転して頂きます(模型車両の持ち込み運転はできません)
なお、小学生以下の参加者には参加記念品を一人1点進呈します。

1)日時             10月5日(土曜)、13日(日曜)、26日(土曜)

        11月3日(日曜)、17日(日曜)<計5回開催>  11時~15時
2)会場          博物館1階特別展示室
3)参加方法    自由参加制
4)参加料       無料

<お知らせ>10月13日(日曜)の「Nゲージ鉄道模型運転会」は通常通り開催予定です。ただし、同日午前9時時点で伊丹市域に各種警報が発令されている場合は中止します。その際は改めてホームページにてお知らせします。

お問い合わせ先
教育委員会事務局生涯学習部博物館
〒664-0898伊丹市千僧1-1-1
電話番号072-783-0582 ファクス072-784-8109

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