令和2年10月

更新日:2021年03月31日

10月26日(月曜日)

 伊丹生まれ、伊丹育ち、伊丹在住で、世界で活躍されているキルト作家、柴田明美さんが私を訪ねて来てくださいました。
 実は30年前、伊丹市制50周年を記念して製作されたキルト作品を伊丹市に寄贈いだいたことがあります。ご本人のお話によれば、この作品の製作が契機となって、テレビ等にも取り上げられ、全国での教室開催、中国はじめ世界各国での展示会開催、そして大阪芸術大学デザイン美術学科教授就任等のその後の活躍につながったそうです。
 先日は、伊丹大使、有村架純さんから、「俳優になりたい」という夢を実現されたお話を聞かせていただきましたが、今日は、柴田明美さんから「キルトを広めたい」という希望の実現についてお聞きしました。

10月16日(金曜日)

 私は市長就任以来、市内の自然環境の保全再生に力を入れてきました。
我が国では、20世紀後半の高度経済成長期、都市化が急速に進み、本市を含め大都市近郊では身近な自然環境が失われてきました。私はこれからの時代は損なわれた自然環境の再生が必要と感じ、市民の皆さんにも協力をお願いし、さまざまな取り組みを進めてきました。
 そして、2016年、国土交通省の「都市の生物多様性指標」に基づき、民間シンクタンクが自治体ランキングを発表したのですが、その中で「生物多様性保全の取り組み状況の評価」において、本市は全国1位(665自治体中)となりました。
自然再生は一朝一夕にできるものではありませんが、石の上にも十数年、市民の皆さんの活動が具体の成果として形になってきました。
昆陽池公園ではホタルが飛び、オニバスが花を咲かせ、島の樹林も再生されつつあります。
 さらに今年もフクロウの仲間、アオバズクが繁殖に成功し、3年連続でひなが巣立ちました。猪名川にはアユが遡上するようになりました。また、きれいな水質を好み、専ら川の上流に生息する国指定特別天然記念物、オオサンショウウオが発見されています。
 他にも、専門家の協力を得、瑞ケ池公園などにおいて、伊丹の原風景、猪名野笹原をイメージしたモデル園を整備しました。百人一首にも詠まれた植物がよみがえり、花が咲いています。
 当面するコロナ禍に適切に対応するとともに、その後の新しい日常においては、人と自然が共存し、地球環境にも配慮した持続可能な循環型社会への移行が求められます。
 今後とも伊丹らしい豊かな美しい自然環境を次の世代に引き継ぐ取り組みを進めていきます。引き続き、市民の皆さんの理解と協力をお願いします。

 (写真提供:昆陽池公園野鳥観察グループ 「チームK」 尾崎由紀 様)

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