令和2年9月

更新日:2021年03月31日

9月30日(水曜日)

 今朝の新聞各紙一面に、「地価 三年ぶりに下落」といった見出しが掲げられました。昨日、国土交通省が2020年7月1日時点の基準地価を発表したものです。
 コロナ禍の影響による下落とされていますが、全国の全用途平均変動率はマイナス0.6%と2017年以来3年ぶりの下落。住宅地はマイナス0.7%と下落幅が拡大。商業地は2015年以来5年ぶりの下落でした。
 兵庫県下においても、住宅地はマイナス1.1%と下落が継続。商業地は5年ぶりの下落でした。阪神地域でも住宅地はマイナス0.3%と下落に転じ、商業地も上昇はしましたが、その率は大きく縮小しました。ある新聞では、「阪神住宅地 下落に転じる」と報じられました。
 こうした厳しい状況下ではありますが、おかげさまで、伊丹市内の地価は堅調でした。伊丹市内の全用途平均変動率は+1.0%、住宅地は+0.7%、商業地は+2.2%、工業地は+0.9%で、上昇幅こそ縮小しましたが、兵庫県下自治体の中で唯一下落地点がありませんでした。伊丹のまちの元気が反映されたものと私は受け止めており、ありがたいことだと思います。

令和2年 基準地価調査の公表 (PDF:488.4KB)

令和2年 地価調査住宅変動率 (PDF:410.1KB)

令和2年 地価調査商業変動率 (PDF:416KB)

 

9月18日(金曜日)

 国からのイベント人数規制の制限緩和を受け、兵庫県は9月19日から、クラシック音楽コンサートや演劇、演芸、式典等感染リスクの少ないイベント等については、収容率に対し100%以内の入場を可能とする緩和策を決定しました。但し、ロックコンサートやプロ野球などスポーツイベント等については、従来通り収容率は50%以内となりますが、従来有った5,000人の上限は撤廃されます。

 市民の皆さまは、こういったイベントや公演への参加に際し、健康状況の確認や手洗い・マスク等いった「新しい生活様式」に加え、「大声を出さないこと」等更なる感染防止と共に、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」や「兵庫県新型コロナウイルス追跡システム」のご利用につきましてもご協力をお願いします。

 今回の規制緩和措置によりまして、感染の再拡大や、集団感染「クラスター」の発生を懸念される方がいらっしゃるかもしれません。この目に見えないウイルスへの恐怖や不安は、人の心に差別や偏見を生じさせることがあります。最近においても、感染者や病院関係者等への差別や偏見、誹謗中傷等の言動がメディア等で報告されています。

 差別や偏見、誹謗中傷など、人権侵害は決して許されるものではありません。

 市民の皆様には、人を思いやり、助け合う心を忘れず、引き続き正しい情報・知識に基づいた行動をお願いします。

 また、今冬に新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザが同時期に流行する事態に備え、10月1日より、市内医療機関等でインフルエンザ予防接種を受けられる65歳以上の高齢者の費用の無償化を実施する予定です。重症化予防の為にも、ご検討下さるようお願いします。

 今後とも必要な感染症対策と支援策を打ち出してまいりますので、ご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いします。

 

9月1日(火曜日)

 厚生労働省の専門家組織は、8月24日、現在の新型コロナウイルス感染症の状況について「流行はピークに達してはいるものの、今後減少するかどうかは現時点では分からず、感染の再拡大への警戒が必要」と評価しました。

 兵庫県は8月26日に、1週間平均の新規感染者が30人未満となったことから、警戒レベルを「感染拡大期I」から「感染増加期」に引き下げました。この中で、国の新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」や「兵庫県新型コロナウイルス追跡システム」の利用者で、陽性患者との接触があるなどの通知があった方のうち、希望者にPCR検査を実施するという対策を新たに打ち出しています。

 また、県は8月31日現在の県内累計患者数を2,276人、この内、伊丹市内の累計を120人、伊丹健康福祉事務所管内(伊丹市・川西市・猪名川町)を17人と公表しました。

 4月以降、市内ではクラスターといわれる集団発生は確認されていません。これも市民お一人おひとりと各事業者の皆さまのご努力の賜物と感謝申し上げます。

 市民の皆さんには、マスク着用や3密の回避、身体的距離の確保等「新しい生活様式」への取り組みとともに、大人数での会食や飲み会を避け、検温や換気、人数制限、連絡先登録等がなされていない施設への出入りを自粛していただくよう改めてお願いいたします。

 また、発熱が続くほか、息苦しさやだるさ、味覚・嗅覚障害等の症状があれば、兵庫県伊丹健康福祉事務所(保健所)へ相談をいただきますよう、特にご高齢や基礎疾患をお持ちの方につきましては、早めの相談をお願いいたします。

 市といたしましては、多方面における感染症対策としまして、9月議会におきまして補正予算の提案をいたします。

 市バス全車両の座席や手すり、つり革等の抗菌・抗ウイルスコーティングの実施などに12,295千円を、また医療機関や障害福祉サービス施設におけるマスクや防護服、空気清浄機等の感染予防資機材の購入費用として、5,257千円を用意したいと考えています。

 更に、障がい者等の訪問入浴サービス等の日常生活を支援する事業所への、マスクや消毒液、フェイスシールドの購入支援として2,546千円の提案をいたします。

 また、5年に一度の国勢調査が始まります。今回は感染症対策のため、対面調査は行わず、9月中旬頃にお届けする調査票に記入し、郵送により提出いただくか、インターネットでのご回答をお願いします。市民の皆さまには何かとお手数をおかけしますが、ご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いします。

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